2016年2月22日、ソニーモバイルコミュニケーションズが、新スマートフォン「Xperia X」シリーズに加え、スマートフォンの周辺機器「Xperiaスマートプロダクト」を発表した。リニューアルした新Xperiaで同社は何を目指そうとしているのか。商品企画担当者にその狙いを聞いた。

「Xperia X」はXperiaシリーズの第3章

 2月22日より、スペイン・バルセロナで開催されていた世界最大の携帯電話・モバイルに関する見本市イベント「Mobile World Congress」(MWC)。今年のMWCの初日に会場で新たなスマートフォン戦略を発表したのがソニーモバイルコミュニケーションズだ。

 同社が発表したのは、新スマートフォン「Xperia X」シリーズの3機種と「Xperiaスマートプロダクト」4製品だ。Xperia Xシリーズはいずれも5インチディスプレーを採用するなど、スタンダードなモデルだった。一方、Xperiaスマートプロダクトは、スマートフォンに縛られない新しいコミュニケーションスタイルを提案するなど、新たな取り組みを見せたことから注目を集めた(「ソニー「Xperia」の新スマホ戦略とは? Xシリーズと新機軸イヤホンで不振を挽回できるか」参照)。

 実際、同社はどのような考えの下、Xperia XシリーズやXperiaスマートプロダクトを打ち出したのか。そしてこれらの製品を通して、ユーザーに何を提供しようとしているのか。現地で同社の商品企画統括部長の伊藤博史氏に、グループインタビューで話を聞くことができたので、そのときの内容を紹介しよう。

ソニーモバイルで商品企画を担当している伊藤博史氏。写真はMWC2016のソニーモバイルブースにて
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 伊藤氏によると、今回の新しいXperiaは、Xperiaの「第3章」に当たるとのこと。第1章は、2009年に初めてAndroid搭載を搭載した「Xperia X10」(日本ではNTTドコモより「Xperia SO-01B」の名称で2010年に発売)を発売してから2012年まで。第2章は“One Sony”の下、カメラやディスプレーなど、ソニーが持つ技術を集結させた「Xperia Z」シリーズ。そして、今回のXperia Xシリーズからは新しい章となり、従来とは異なる提案をしていくとのことだ。

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新機種となるXperia Xシリーズの「Xperia X Performance」(左)と「Xperia X」(右)。日本投入が予定されているのは前者のみだ。写真はMWC2016のソニーモバイルブースより