2017年1月25日、KDDI傘下のUQコミュニケーションズは通信サービスに関する新製品やサービスの発表会を開催した。積極的なテレビCM展開により、同社がMVNOとして展開する「UQ mobile」への注目が急速に高まってきている。しかし、低価格帯のサービスで先行するワイモバイルに追いつくためには課題も多い。

新端末はオリジナルモデル重視で

 UQコミュニケーションズといえば、最近ではKDDI(au)のMVNOとしてスマートフォン向けの通信サービスを提供する「UQ mobile」が注目されている。そんな同社が2017年1月25日、新製品やサービスの発表会を開催した。

 まず、発表されたのが新端末だ。UQ mobileはネットワークがやや特殊なauの回線を用いていることから、対応するSIMフリー端末がほとんどないというハンディキャップを抱えていた。しかし、昨年、アップルの「iPhone 5s」を取り扱い始めたことに加え、auのVoLTEに対応したSIMフリースマートフォンが10機種を超える規模にまで増えたことにより、ハンディキャップを克服してきている。

 だが、現在までの販売動向を見ると、ユーザーが購入する機種には偏りが見られる。iPhone 5sと、ファーウェイの「HUAWEI P9 lite PREMIUM」、そしてシャープの「AQUOS L」の3モデルだけで全体の6割超の販売シェアを占めている。

 iPhone 5sは、MVNOとしては唯一UQ mobileだけが正規に取り扱っている機種だ。他の2機種もUQ mobile独自のモデルである。そうしたことから、UQ mobileは、「オリジナルモデルであることがユーザーに支持される」と判断し、今回新たに3つのオリジナルモデルの投入を決めたとのことだ。

10月に対応機種数を大幅に増やしたUQ mobileだが、「iPhone 5s」など売れ筋の3モデルだけで、6割を超える販売シェアに達したという。写真は1月25日の「UQコミュニケーションサロン」より
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 今回発表された新機種は、京セラ製のスマートフォン「DIGNO W」とフィーチャーフォン「DIGNO Phone」、そして、ZTE製のスマートフォン「BLADE V770」だ。DIGNO WやDIGNO Phoneはau向けの端末がベースとなっているが、MVNO向けとしてはオリジナルモデル。BLADE V770も国内では初投入のモデルだ。

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新たに発売する端末は、京セラ製の「DIGNO W」「DIGNO Phone」など、UQ mobileのオリジナルであることを重視したもの。写真は1月25日の「UQコミュニケーションサロン」より