2018年1月9日にauの新端末7機種が発表された。そのラインアップに、ファーウェイ製スマートフォン「HUAWEI nova 2」のグローバルモデルがあったことは、驚きだった。大手キャリア(通信事業者)がファーウェイの端末を提供するのは2013年以来となるからだ。なぜauはこの端末をラインアップに加えたのだろうか。

auの「HUAWEI nova 2」提供に衝撃が走る

 KDDI(au)は、携帯電話業界最大の商期である春商戦に向けた新商品発表会を、例年、年初に実施してきた。その目玉は、春商戦のメインターゲットとなる新入学生獲得に向けた学割施策が通例だった。

 ところが今年は、昨年末にソフトバンクがワイモバイルブランドで学割施策を発表したことを受けて、auも「ピタット学割」「フラット学割」を発表してしまっている。そのため1月9日にauが実施した説明会は、例年よりややトーンダウンしたものになった。シニア向けスマホ「BASIO3」やジュニアケータイ「mamorino4」といった比較的低価格な端末や、子供向けフィルタリングサービス「あんしんフィルター for au」の強化策が発表された程度で、CMキャラクターが登場するイベントなどもなく、地味な印象が否めなかった。

春商戦の目玉としてきた学割施策を発表してしまったため、1月9日の「au 2018 春モデル」に関する説明会は、ミドルクラスの端末やフィルタリングサービスの強化など、地味な内容となった。写真は同イベントより
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 そんな中で注目されたのが「HUAWEI nova 2」の投入である。この端末は、名前の通りファーウェイの製品で、2016年2月に発表された「HUAWEI nova」の後継機。ハイエンドモデル並みの2つのレンズを搭載したデュアルカメラ機構を採用しながらも、3万円台という手ごろな価格を実現したミドルクラスのモデルだ。

 なぜ、nova 2が注目されたのか。それは、ファーウェイの端末を大手キャリアが取り扱うのが2013年以来、実に5年ぶりとなるからである。正確には、2015年にソフトバンクがファーウェイ製の「Nexus 6P」を扱っているのだが、Nexusシリーズはグーグルが開発を主導しているモデルのため、やや位置付けが異なる。

auが新スマートフォンの1つとして発表した「HUAWEI nova 2」。3万円程度のミドルクラスモデルながら、デュアルカメラを搭載する。写真は1月9日の「au 2018 春モデル」に関する説明会より
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■変更履歴
au版の「HUAWEI nova 2」はauのSIMロックがかかった状態で販売となります。SIMフリーではありませんので、タイトルを変更しました。お詫びして訂正します。該当箇所は修正済みです。[2018/1/23 13:00]