機能を絞っているが高速な「HDL-AA2」や「WD Cloud」も人気

 3位は、アイ・オー・データ機器の「HDL-AA2」。1台の2TB HDDで構成する点は「リンクステーション LS210D0201C」に近いが、読み書きの速度が公称最大116MB/sと高いのが特徴。また、標準搭載の機能を最小限にする一方で、DTCP-IPに有料オプションで対応できるようにするなど、パソコン的なポテンシャルを持つのも独特だ。

「機能はシンプルでいいけれど、できるかぎり高速なモデルが欲しいという人に人気があります。小規模オフィスやSOHOで使いたいという声を多く聞きますね。頻繁にアクセスするほど処理速度は重要になってきますから」

アイ・オー・データ機器「HDL-AA2」
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 5位のウェスタンデジタル「WD Cloud WDBAGX0030HWT-JESN」も、ビジネスユースで人気のあるモデルだ。NASに最適化されたHDD「WD Red」を採用しており、長期間頻繁にアクセスする使い方でも高い信頼性が得られる。

「アプリケーションの使いやすさも定評があって、指名買いされることが多いですね。地デジ関連の技術は非搭載ですが、仕事での利用やスマホのバックアップ用など、さまざまな用途で選ばれています」

ウェスタンデジタル「WD Cloud WDBAGX0030HWT-JESN」
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■はみ出し情報…ポータブル用途で安定人気の「MiniStation Air」

 NASに近いアイテムで売れている製品として、阿部氏はバッファローの「MiniStation Air」を挙げる。ポケットサイズのポータブルHDDで、USBやWi-Fiでスマートフォンやパソコンと接続できる。3020mAhのバッテリーも内蔵しており、予備バッテリーとしての役割も担うのがポイントだ。1TBの「HDW-PD1.0U3-C」の価格は1万7730円(ポイント10%)となっている。

バッファロー「MiniStation Air HDW-PD1.0U3-C」
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著 者

古田 雄介(ふるた ゆうすけ)

1977年生まれ。建設業界と葬祭業界を経て2002年にライターへ転職し、テクニカル系の記事執筆と死の周辺の実情調査を進める。「古田雄介のアキバPick UP!」(ITmedia PC USER)「インターネット死生観」(デジモノステーション)「ネットと人生」(インプレス シニアガイド)などを連載。