今回は、ジョーシン浦和美園イオンモール店に大画面テレビの売れ筋を尋ねた。同店は、4月にも「大画面テレビ、郊外店では『AQUOS』が強い――ジョーシンに聞く」で大画面テレビを取材したばかりである。だが、現在は8月初旬に開幕するリオ五輪の直前であり、大画面テレビの注目度が大いに高まっているのは間違いない。

 気になる材料としては、6月末に総務省から出された2018年以降の4K/8K放送に関するリリース「現在市販されている4Kテレビ・4K対応テレビによるBS等4K・8K放送の視聴に関するお知らせ」では、「将来的に地上波の4K放送が始まっても、現行の4Kテレビでは別途チューナーを用意しないと見られない」との注意喚起がなされた。それを見た人が4Kテレビの買い控えを検討するなど、何かしらの影響が出ているのでは…?と考え、改めて売り場の動きを教えてもらった。

 同店のテレビ売り場を担当する森本貴紀氏は、7月に入って五輪特需を感じるようになったと語る。「ちょうど8年前の北京五輪ごろはテレビがすごく売れた時期で(参照:2008年7月調査「ヤマダに聞く『大画面テレビの売れ筋』──定番AQUOSを追うのは?プラズマにも注目」)、そのころからの買い換え需要と五輪が重なっているというのがありますね。総務省の件も問い合わせをいただくことは多いですが、売れ行きにそこまでブレーキになっている感じはありません。リビング向けテレビのほとんどが4Kになっているということもあるでしょうね」

 それを踏まえて、リビング向けとして盛り上がっているという55V型以上の売れ筋ランキングをみてみよう。

■大画面テレビの売れ筋ランキング
1位 AQUOS LC-60XD35 シャープ 37万8000円
合計65W出力の2.1chスピーカーを内蔵した60V型4Kテレビ。映像を8Kにアップコンバートする機能を備える。デジタルチューナーは各3基で、スタンド込みのサイズはW1523×D375×H852mm。
2位 VIERA TH-60DX850 パナソニック 38万8000円
合計100Wのハイレゾ対応スピーカーを内蔵した60V型4Kモデルで、低反射加工したIPSパネルを採用する。デジタルチューナーは各3基で、スタンド込みのサイズはW1447×D295×H841mm。
3位 BRAVIA KJ-55X9350D ソニー 35万8000円以下
合計90WのハイレゾスピーカーやAndroid TV機能を備えた55V型4Kテレビ。デジタルチューナー数は各2基で、スタンド込みのサイズはW1484×D255×H780mmとなる。強化ガラス採用。
4位 REGZA 55Z700X 東芝 29万8000円以下
地上デジタル放送チューナーを9基備えた55V型4Kテレビで、合計20Wのサイドスピーカーを備える。BS/CSチューナーは各2基。スタンド込みのサイズはW1241×D249×H775mmとなる。
5位 AQUOS LC-60US40 シャープ 26万8000円
合計35W出力の2.1chスピーカーを内蔵した60V型4Kテレビで、上位と同じ低反射パネルを採用している。デジタルチューナーは各3基。スタンド込みのサイズはW1351×D323×H832mm

 リビング用かつ五輪前ということもあってか、ハイスペックなモデルが上位に並んでいた。とくにスピーカーの品質にこだわったモデルが多く、50W超えのモデルが3つランクインしているのが印象的だ。森本氏は「少し前から音にこだわる方が外部スピーカーを購入するトレンドがありましたが、それが本体側に組み込まれているところがありますね」という。モデルごとの人気の理由は次のページから追っていこう。

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イオンモール浦和美園の1階南西側奥にあるジョーシン浦和美園イオンモール店。テレビコーナー周辺は5色の飾りが目立っている
※掲載している価格は、2016年7月21日15:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。