ウッド材の良さとモニター調のフラットな音も人気を集める

 4位は群馬県高崎市にあるTAGO STUDIO TAKASAKIの有線ヘッドホン「T3-01」。群馬県繊維工業試験場と共同開発で、シルクプロテインコーティングを施した振動板を組み込み、ハウジングには飛騨高山の木工房・オークヴィレッジからの楓材を採用している。

 「(音源に忠実な)モニターヘッドホンライクな音づくりなんですが、そのなかでも艶やかな音が出るといわれています。外観の美しさも相まってファンが広がっている印象ですね。プロはもちろん、プロのつくった音をより正確に楽しみたいというオーディオフリークの方も買われていきます」

TAGO STUDIO TAKASAKIの「T3-01」
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 5位のDENON「AH-D7200」も、木材を使った外観と音質の良さが評価を上げているモデルだ。往年の名作「AH-D7000」の後継機として一から設計したモデルで、ハイレゾ音源を楽しむモデルとして指名買いする人もいるそうだ。

 「音を支える軸がしっかりしていると評判です。ウッド材の聞きやすさが丁寧に引き出されていて、静聴用に買っていく人が多いです」

DENONの「AH-D7200」
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■はみ出し情報・・・3万円以内で光る存在は「99Classics」

 より手が出しやすいリーズナブルな価格帯での注目モデルを尋ねたところ、松田氏がピックアップしたのはMEZE Audioの「99Classics」だった。ウッド材と金色のメタルパーツを組み合わせた個性的なデザインが目を引くが、デザインだけでなく音の良さと相まって人気を得ているそうだ。税込み価格は2万6820円となる。

 「音が粒立っていて、繊細な音まで拾ってくれるんです。それでいて疲れにくいつくりになっていて、部屋で長時間音楽を楽しみたいという人によく選ばれています」

MEZE「99Classics」
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著 者

古田 雄介(ふるた ゆうすけ)

1977年生まれ。建設業界と葬祭業界を経て2002年にライターへ転職し、テクニカル系の記事執筆と死の周辺の実情調査を進める。「古田雄介のアキバPick UP!」(ITmedia PC USER)「インターネット跡を濁さず」(d.365)「ネットと人生」(インプレス シニアガイド)などを連載。