ドリップとエスプレッソの中間的味わい

 スタートボタンを押すと、コーヒー粉に湯がシャワー状に注がれ、30~90秒浸される。浸すことで豆のうまみがしっかり引き出されるという。その後は、蒸気で押し出す。ドリップが自然の浸透圧を利用して抽出するのに対し、空気圧を使うのがエアロプレス。油分をある程度カットするドリップほどすっきりし過ぎず、油分や雑味まで抽出するエスプレッソほど濃過ぎないのが味の特徴だ。

シリンダーを本体にセットし設定を決める
[画像のクリックで拡大表示]
240mlいれるのに粉は計量スプーン2杯ほど
[画像のクリックで拡大表示]

 同機が面白いのは、粉の浸し時間を5段階、抽湯温度を3段階から選べる点だ。浸し時間を短く、温度を低く設定するとフルーティな酸味とすっきり感が増す。一方、浸し時間を長く、温度を高くするとコクと苦みが強くなる。実際に試すと、同じ豆でもこんなに違うのかと驚くほどだった。飲む時間帯やシーンによって楽しめそうだ。

浸し時間と抽湯温度を15パターンから設定できる
[画像のクリックで拡大表示]
トレーの高さは3段階で変更可能。コーヒーサーバーもマグカップも置ける
[画像のクリックで拡大表示]

 同機はタイガー魔法瓶が家電の最上位ブランドと位置づける「GRAND X(グランエックス)」シリーズにラインアップ。「予約開始から現在までの販売は好調」(タイガー魔法瓶)だという。舌の肥えたコーヒーファンが増えるなか、支持を獲得できるのか注目したい。

水タンクやトレーカバー、シリンダー、パッキンなどが取り外し可能なので、手入れしやすい
[画像のクリックで拡大表示]

(文/日経トレンディ編集部)