この記事は「日経トレンディ」2017年10月号(2017年9月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 4万円以上の高級掃除機では、スティック型クリーナーのシェアが7割を超える。新製品が相次ぐなか、日立アプライアンスは従来機種から大幅な形状変更した「パワーブーストサイクロンPV-BEH900」を発売する。

日立アプライアンス
「パワーブーストサイクロンPV-BEH900」
予想実売価格/9万円(税別)
サイズ・重さ/幅255×高さ1012×奥行き255mm・2.1kg
充電時間/約3時間30分
連続使用可能時間/約40分(標準運転)、約8分(強運転)
集じん方式/サイクロン式
付属品/ミニパワーヘッド、マルチすき間ブラシ、ハンディノズル、スマートホース、ほうきブラシ、ハードブラシ、充電台、お手入れブラシ

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 コンセプトは「立体おそうじ」。高所や階段、サッシの溝などの“部屋の難所”を快適に掃除するための、多彩なツールを用意した。

 最大の特徴は、取り付けて使う付属ツールの「スマートホース」。従来はホースを装着すると、取り回しは良いがヘッドに備わったLEDライトや自走機能が使えなくなった。ホースを通電構造にしてこの問題を解消しており、階段などの掃除で活躍する。

 「マルチすき間ブラシ」はブラシから細径のノズルが飛び出す仕組みで、1台2役をこなす。スライドボタンで簡単に2つの機能を切り替えられ、本棚などの掃除時にツール交換の手間が減る。

 軽量化の工夫をしているが、総重量はスティック型クリーナーとしては平均的な2.5kg。手元に重心があるタイプのため、床面掃除時にはやや重量感があった。

 バッテリーの駆動時間は最長で約40分。メインの一台として十分な実力だ。ただし、価格は9万円(税別)と強気な設定。多彩なツールに魅力を感じるかどうかが購入の決め手となる。

通電構造の「スマートホース」を本体に取り付ければ掃除の自由度が増す
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延長パイプは薄肉のカーボン製。強度と軽さを両立し、高所の掃除が快適にこなせる
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通常装備の「パワフルスマートヘッド」は、独自のフラップ構造で従来モデルよりも大きなゴミを吸える
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