この記事は「日経トレンディ」2017年9月号(2017年8月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 「冷え知らず」さんシリーズなど健康要素を盛り込んだ商品を展開する永谷園の次の挑戦は「和漢」だ。インスタント食品「くらしの和漢」シリーズを8月28日に発売。レトルトかゆ(2種)、スティックタイプのスープ(2種)・味噌汁、ガラスープのもとの計6種類をラインアップする。

永谷園「くらしの和漢」シリーズ
予想実売価格/「くらしの和漢 鶏粥(220g)」「同 豆乳粥(220g)」230円(税別)、「くらしの和漢 香味野菜と丸鶏のスープ(4.3g×7本入り)」「同 ほうれん草のクリーミースープ(7.9g×7本入り)」「同 しじみの味噌汁(4.7g×7本入り)」350円(税別)、「くらしの和漢 丸鶏がらスープの素(6g×5本入り)」220円(税別)

スープ、味噌汁は容器に入れて湯を注ぎ、かき混ぜるだけ。かゆは湯煎するか、容器に入れて電子レンジで温める。鶏がらスープの素はナムルや野菜炒めにも使える
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 健康から病気に向かう「未病」の段階で、食事や生活を整えて病気にならないようにするのが、東洋の健康思想。その健康法をサプリメントなどではなく、日々の食事で取り入れられないかと考えたのがこのシリーズだ。それぞれに、高麗ニンジン、クコの実、ナツメといった3~8種類の和漢素材を配合し、豆乳粥には食物繊維、ほうれん草のスープには鉄など補足素材も加え、疲労回復をサポートする。「現在、健康食品市場は激戦区。そのなかで食品会社としてあくまでおいしさで勝負したい」と、永谷園の志茂敦史氏は語る。

 素材の選定や品質の監修を行ったのは薬日本堂。全国で漢方薬局や漢方レストラン事業を行っており、そこでのノウハウや相談者からの声が商品に生かされているという。「漢方健康相談の内容を年代別に見たとき、40代で一番多く、50代と60代でも2番目に多いのが、『疲れやすさ』。忙しい日常のなかで、何となく体調が気になっているという人は非常に多い」(薬日本堂の鈴木養平氏)。