この記事は「日経トレンディ」2016年9月号(2016年8月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 海外から帰ってきたとき、余りがちな外貨。特に硬貨は、日本国内で両替できるところがそもそも少なく、死蔵している人が多い。

 そんな人に便利なサービスが、この夏に始まる。年内にかけて、国際線のある主要空港に設置される予定の「ポケットチェンジ」は、硬貨にも対応する外貨両替機。米ドルなら1セント、ユーロなら1ユーロセントも含め、流通している大半の硬貨や紙幣が使える。特徴は、交換先が円の現金ではなく、電子マネーである点。「現金から現金への交換だと、硬貨の運搬コストなどがかさむ」(運営企業のポケットチェンジ)が、電子マネーならば少額の交換でもサービスが成立するのだという。

 当初から対応が決まっている楽天Edyの場合は、ポケットチェンジに搭載された読み取り機にICカードをタッチして「チャージ」できる。最低交換額は1円分からで、利用時に個人情報を入力する必要はない。LINEなどのギフトコードを選ぶこともでき、発行されるレシートにコードが印刷されている。

 円からの両替にも対応し、訪日外国人が帰国する際に、余った円の硬貨を交換することもできる。交換先は海外で使える電子マネーになり、台湾ならLINEギフトコードなど。対応通貨や交換先の電子マネーは、サービス開始後も順次増やしていく予定だ。

ポケットチェンジ「ポケットチェンジ」
対応通貨/米ドル、ユーロ、円など(順次追加予定、設置場所ごとに異なる)
交換先電子マネー(日本)/楽天Edy、LINEギフトコードなど(順次追加予定)

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硬貨の投入口。その右が紙幣の投入口
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楽天Edyなどに交換する場合は、読み取り機にカードをタッチ
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