この記事は「日経トレンディ」2016年8月号(2016年7月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 2014年に日本で初めて製品を発売。その後、1年足らずで個人向け3Dプリンター市場の4割超ものシェアを獲得したのが、台湾のXYZプリンティングだ。武器は、何といっても低価格。「それなり」の印刷品質の製品を、他社より3割以上も安い価格帯で販売しており、他社製品の多くが10万円を大きく超えるなかで、現行製品は何と4万円台から買える。

 そのXYZプリンティングが新たに投入したのが、「3D複合機」だ。単なる価格競争から脱するべく、同社は現在、3Dプリント機能に加えて3Dスキャン、レーザー刻印の機能まで搭載した3in1マシンに力を入れている。エントリーモデルの位置づけである「ジュニア」シリーズの一機種として発売された「ダヴィンチ ジュニア1.0 3in1」は、実勢価格8万9800円(税込み)と、これも10万円を切る価格だ。

XYZプリンティングジャパン
「ダヴィンチ Jr. 1.0 3in1」
実勢価格/8万9800円(税込み)
サイズ・重さ/幅420×高さ380×奥行き430mm・15kg
最大印刷サイズ/幅15×高さ15×奥行き15cm
積層ピッチ/0.1~0.4mm(標準は0.3mm)
フィラメント/専用PLA
最大スキャンサイズ/直径3~12cm、高さ3~12cm

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標準では1層0.3mmで印刷。個人向けでは平均的なスペック
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樹脂を溶出する印刷ヘッドは取り外して交換できる。メンテナンスがしやすいだけでなく、レーザー刻印用のヘッドにも交換可能
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直径約3.5cm、高さ約5.7cmの印刷に約1時間25分かかった
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