この記事は「日経トレンディ」2017年7月号(2017年6月2日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 ガソリンエンジン車で初となるリッター30km(JC08モード)の低燃費で、「第3のエコカー」として2011年に登場し、軽自動車の新境地を切り開いた「ミラ イース」(ダイハツ工業)。その後、競合の「アルト」(スズキ)と熾烈な燃費競争を繰り広げ、アルトは14年にリッター37kmに到達。ミラ イースも同35.2kmにまでなったが、燃費面ではアルトに引き離されていた。

 こうした背景があるため、5月に刷新された新型ミラ イースは、燃費でアルト超えが“至上命題”ともいえたクルマ。しかし、意外にもダイハツは、現状維持を選択した。「震災や景気低迷の影響で節約志向が強かった2011年当時は、低燃費への関心が最も高かったが、今どきの消費者はそれだけでは満足しない」(エグゼクティブ・チーフ・エンジニアの南出洋志氏)。

ダイハツ工業「ミラ イース」
車両本体価格/84万2400~133万9200円(税込み)
サイズ・重さ/全長3395×全幅1475×全高1500mm・670kg
エンジン/直列3気筒DOHC、658cc
最高出力・最大トルク/36kW(49ps)/6800rpm・57Nm(5.8kgm)/5200rpm
JC08モード燃費/34.2km/L
 ※諸元はX“SAIII”グレード(2WD)のもの

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