2016年3月19日、栃木県茂木町にあるテーマパーク「ツインリンクもてぎ」内のキャンプ場エリアが、「森と星空のキャンプヴィレッジ」(以下、キャンプヴィレッジ)としてリニューアルオープンした。
オートキャンプ用の区画が新たに用意され、従来からあるログキャビンは内外装を刷新。なかでも注目は、「グランピング」が楽しめるセットアップサイトの新設だ。
グランピングとは、「グラマラス」と「キャンピング」を掛け合わせた造語。ホテルのような設備とサービスが整ったテントやキャビンで、快適にアウトドア体験を楽しむもので、日本でも導入施設が増えている。
キャンプヴィレッジのグランピング用テントも設備が充実。2台のセミダブルベッドが設置され、ホテルのようにスタッフがベッドメークする。また、テント内に電源が確保されており、夏にはサーキュレーター、冬には電気カーペットが用意される。もちろんケータイの充電も可能だ。
料理道具も一式そろい、さらにセッティングや火おこし、後片づけまですべてスタッフがしてくれるプランもある。
●セットアップサイト数/10サイト
●利用料/大人2人、小学生2人の場合:4万2260円(税込み)~、大人4人の場合:4万7120円(税込み)~
●セット内容/テント(寝具、ソファ、テーブル、電源付き)、のぞみの湯入浴料、駐車料(1台)、食事(夕食:BBQセット、朝食:ホテルレストラン)
●チェックイン/14時~18時
●チェックアウト/11時まで
ファミリー層を意識した設備が整う
キャンプヴィレッジが他のグランピング施設と一線を画すのは、小さな子供がいるファミリー層をメーンターゲットとする点だ。「高級」「上質」などのキーワードを掲げて大人を狙う施設が多いが、「手ぶらで利用できるグランピングは、子供に手がかかるファミリーにこそ、向くと考えた」(ツインリンクもてぎ)という。
ツインリンクもてぎ内には遊具がそろい、夜には天体望遠鏡で星空観察ができる。また、小さな子供も使えるファミリートイレを完備するなど、ファミリー層を意識した設備も整う。
「オープン後、利用者の約8割がファミリー客。幼児を連れた家族も少なくない」(ツインリンクもてぎ)。同社のもくろみ通りの快調なスタートを切ったようだ。
(文/日経トレンディ編集部)