その演技は驚きなしでは見られない。官能的なダンスとして知られる「ポールダンス」が、体操競技のようなスポーツとしての色合いを強め、高さ4mのポールの上でアクロバティックな技を競い合う「ポールスポーツ」に進化した。約4分間の演技時間中に、体の柔軟性や筋力の強さを表現する技の難易度や完成度、演技の芸術性にまで世界共通の採点基準が設けられ、いまや五輪正式種目入りを目指す競技となっているのだ。

第4回全日本ポールスポーツ選手権大会2017で、ノービス(10~14歳)部門に出場した岩崎知愛里さんの演技
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ジュニア(15~17歳)部門に出場した谷口栞奈さんの演技
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 現在、日本のポールスポーツはどんな状況にあるのか。向き合うべき課題とは何か。国際ポールスポーツ連盟の日本支部として2013年に設立された日本ポールスポーツ協会で理事長を務める岡本雅世氏に話を聞いた。

 本記事で掲載した写真は、4月に大阪で開催された第4回全日本ポールスポーツ選手権大会2017のエリート部門で披露された演技を撮影したものである。10歳から50歳代までの競技者がカテゴリーごとに得点を競い、上位入賞者は日本代表選手として世界大会への出場権を獲得する、公式のルールに基づく国内大会だ。子どもも含む女性シングルスを中心に、男性部門、ダブルスの演技もご覧に入れながらルールにも触れていきたい。

ジュニア(15~17歳)部門に出場した甲斐仁紅さんの演技。2017年7月にオランダで開催されたポールスポーツ世界大会の同部門決勝では、17人中5位の好成績を収めた
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ノービス(10~14歳)部門に出場した荒木志乃さんの演技
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男性シニア(18~39歳)部門に出場した新屋直人さんの演技。2017年7月に開催された世界大会の同部門決勝では、19人中2位に入賞した
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女性シニア(18~39歳)部門に出場した岡元紀代子さんの演技
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森真樹さんと竹元景子さんの息の合ったダブルスの演技。2017年7月に開催された世界大会の同部門決勝では20組中9位だった
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■変更履歴
・上のダブルス演技の競技者のお名前を森嶋真樹さんと記載していましたが、正しくは森真樹さんでした。お詫びして訂正いたします。[2017/07/30 12:00]