2017年も、おかげさまで日経トレンディネットで2つの連載を続けることができた。今年もいろいろな製品を取り上げてきたが、その中でも特に印象に残っているものをベスト5形式で紹介していこう。

 年初に東芝の2in1モバイルノート「dynabook V」やファーウェイのSIMフリースマホ「Mate 9」を紹介したのが、もうずいぶん前のように感じる。それからおよそ1年の間に話題のモデルが次々と登場し、僕としても良い点、いまいちな点をチェックしてきた。ここで取り上げるベスト5のうち、発売前の1つを除いて4つは既にそこそこ使い込んでいる。5位から順に紹介していこう。

複数のパソコンを使うならぜひ欲しい

【5位】高性能マウス「MX Master 2S」(1万2880円)

 ロジクールがマウスのトップブランドというのは間違いない。その中でも最上位モデルが「MX Master 2S」だ。本体は高さ85.7×幅126.0×奥行き48.4mmとかなり大きいが、親指をのせるスペースが確保されているのがポイントで、使っていて疲れないのだ。もちろん、手の大きさには個人差があるが、僕にとっては程よいサイズだと感じている。

MX Master 2Sは充電式で、バッテリー駆動時間も旧モデルより長くなった
[画像のクリックで拡大表示]

 マウス本体が使いやすいのは言うまでもないが、注目すべきは専用アプリの「Logicool Flow」だ。このアプリを複数のパソコンにインストールしておくと、1台のマウスを使って複数のパソコンでシームレスに作業できるようになる。一方のパソコンでディスプレーの端までマウスポインターを動かすと、マウスポインターが隣のパソコンのディスプレーに移動するのだ。マルチディスプレーのような感覚で複数のパソコンを操作できる。

 しかも、それぞれのパソコン間でファイルのコピー&ペーストも可能。Macでコピーした画像をWindowsに貼り付けることまでできてしまうのだから画期的だ。「パソコンでできたらいいなあ」と僕が夢に見てきた機能を、なんとマウスが解決してしまった。

 MX Master 2Sは、マウスとしては飛び抜けて高価なのだが、その価値は十分にある。複数のパソコンで作業する人は、良いマウスとキーボードをそろえて長く使うのが、結果として一番お得になる。僕も愛用中で、もう手放せない相棒になっている。

手前が旧モデルのMX MASTERだが、実は形状は変わっていない。それだけ完成されているということだ
[画像のクリックで拡大表示]
複数のパソコンを利用していても、マルチディスプレー感覚で操作できてしまう
[画像のクリックで拡大表示]