1台のタブレットでWindowsとAndroidが使える中国メーカーのタブレット「Tbook」が、日本でも「Tbook 10S」として発売された。超変わり種モデルということで、興味津々で借りてみた。

 Tbook 10Sを紹介するにあたって、大前提として理解しておいてほしいのは、直販価格で税込み2万9800円と激安であること。英語キーボードとスタイラスペンが付属するモデルでも3万6800円だ。この価格では、性能にあまり期待できない。Windowsが使える2in1として考えても、最廉価クラスにもかかわらずAndroidも利用可能なのだから、かなり割り切ることを前提に手に入れるべき端末なのだ。

Tbook 10SでAndroidを起動したところ
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同じようにWindows 10を起動してみた
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本体の出来は価格以上だが妥協は必要

 最近の僕は、デジタル製品の原価が一体いくらなのか不思議に思っている。Tbook 10Sは、この価格にして金属ボディーを採用しているのだから驚かされる。僕の記憶では、金属ボディーにダイヤモンドカットというデザインは、数年前に「iPad」が採用したのが最初。当時は高級タブレットの象徴だったのだから時代も変わったものだ。

 価格を知らずにTbook 10Sを見たら、おそらく4万~5万円はすると思うだろう。ただし、細部のつくりは決して精密とは言えない。パーツの合わせ目に隙間が目立つなど、ガッカリする部分がいくつもあるのだ。

 液晶サイズは10.1型とコンパクトで、本体も545.9gとなかなか軽量だ。ただし、キーボードを装着するとカタログ値で1130.9gとかなり重くなる。モバイルノートと2台持ちするような使い方を考えている人にはちょっと負担になるだろう。僕ならiPadと2台持ちにしたい。重量は1.5kgを超えてしまうが、Windows、Android、iOSのタブレットが手元にそろうことになるからだ。

キーボードを取り付けると、10.1型モデルとしてはやや重い
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金属ボディーのぱっと見はなかなか高級で剛性感も高い
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ボディーの縁はダイヤモンドカットがアクセントになっている
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アンテナのための樹脂パーツなのだろうが、隙間が目立つ
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