顔認証の精度はGalaxyとは大違いだ

 Galaxy S8+の顔認証には大いに期待していたのだが、残念ながらまるで使い物にならなかった。室内で登録した顔は屋外では認識せず、屋外で登録すると部屋では認識されない。僕が眼鏡を掛けているからかもしれないが、今どき眼鏡を掛けている人は少なくないのだから、それで普通に使えないようでは役に立たない。

 iPhone Xの顔認証も「どの程度、実用的なのだろう」くらいに思っていたのだが、これがすごかった。目や鼻などの顔のパーツを、高さを含めて数値化しているので、室内で登録した顔でも明るい屋外で問題なく認識する。しかも赤外線カメラを搭載しているため、真っ暗な寝室でもきちんと認識するのだからすごい。

 認識するための条件は目をきちんと開けていることなので、眼鏡の種類を変えても認識する。サングラスを掛けていても認識するのだから脱帽だ。画面を見るだけで本人確認が完了するのだからこれ以上はない。

 iPhone Xは、最近この手のスマートフォンの中でも、ダントツに優れていることは間違いない。だが、しばらく使っているうちにがっかりな点もいくつか見つかったので、次回はそこを紹介していこう。

顔認証は指紋認証よりはるかに使いやすく素早い
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著者

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。
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