小型ながら音質はいい

 サイズが小さいのであまり期待していなかったのだが、RAYZ Rallyの音質はなかなかいい。スピーカーホンとして使うには十分だ。iPhoneの内蔵スピーカーより、はるかに音が大きくなるので聞き取りやすい。会話した相手にも確認してみたが、こちらの声もはっきり聞こえたとのことだった。さすがに音楽を聴いたり、映画を見るには迫力が足りないが、それでも旅行先でちょっと使う程度なら十分だろう。

 RAYZ Rallyの本体を裏返すと、底面にはゴムが張ってあって、机との接触音が響かないように工夫されている。これは、RAYZ Rallyが電話会議などを想定しているためだ。

 なお、RAYZ Rallyには専用アプリも用意されていて、最初に接続したときにインストールできる。アプリをインストールすると、端末がロックされていても、RAYZ Rally本体のボタンを押すことで通話を開始、終了できるようになる。それ以外でアプリが必要になるのはファームウエアのアップデートくらいだが、とっさにかかってきた電話に出るときの利便性はぐっと上がる。

 RAYZ Rallyは、いつでもどこでもスピーカーホンが使いたい人にこそ向いている。常に持ち歩いて、必要なときにサッと挿し込んで使えるのが最高に便利だ。もちろん、iPhoneの内蔵スピーカーよりも大きくて明瞭な音で聞こえるので通話しやすい。スピーカーとしてだけ使うなら一般的なBluetoothスピーカーが手頃だが、いつかかってくるか分からない電話に素早く対応したい、その合間に音楽も楽しみたい……そんなニーズにはこちらがピタリとハマるのだ。

裏面にはゴムが付いていて、机との接触音が出にくくなっている
[画像のクリックで拡大表示]
緑色に光っているボタンを押すだけで通話の開始、終了ができる
[画像のクリックで拡大表示]

著者

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。
Facebook: https://www.facebook.com/toda001