のっけから余談で恐縮だが、フィルムカメラの時代に「スパイカメラ」と言われるものがちょっと流行した。デジカメと違ってフィルムを入れる分、どうしたって大きくなってしまう。ところが、ドイツ・ミノックスには小さなフィルムを使うカメラがあって、「スパイカメラ」と呼ばれたのだ。

 誰にも気付かれることなくポケットに忍ばせたカメラで写真を撮る……とってもゾクゾクしたものだ。ミノックスは当然画質も良くなさそうだし、操作性もイマイチに思えたが、極端に小さなカメラにはとても魅力を感じた。以来、僕は小さな機器に魅力を感じるところがある。

 今回取り上げるのはサンワサプライの超小型モバイルプロジェクター「400-PRJ023」だ。サイズは75.5×98×13.5mmで、重量は128g。

 サイズを確認してから連載で取り上げることを決めたのだが、それでも実物を見て驚いた。あまりに小さい。へたなモバイルバッテリーよりコンパクトで、容積的にはほぼスマートフォン並みだ。

 すでにスマートフォンやパソコン用のプロジェクターユニットが登場しているくらいなので、こんなサイズの製品を作るのも難しくはないのだろう。だが、見た目がプロジェクターそのものなので、ちょっと笑ってしまう。もはやミニチュアである。

iPhone 7 Plusと比べるとこんなにコンパクトだ
[画像のクリックで拡大表示]