ペンが付属し書き味も上々

 MediaPad M5 ProはiPad Pro 10.5を強く意識していると感じるのが、標準でスタイラスペン(HUAWEI M-Pen)が付いていることだ。このペンは、電池不要の充電式なのがとてもいい。こちらも、USB Type-C端子で充電できるのだ。対応アプリでは4096段階の筆圧、傾きを検知し、2つのボタンにはスクリーンショット、消しゴム、アプリ起動の操作が割り当てられている。書き味はとても良く、Apple Pencilと甲乙付けがたい。残念なのはAndroidには対応アプリが少ないことだ。もっとペン入力対応のモデルが増えればアプリも同様に増えてくると思うので期待している。

 試しにワコムのBamboo Inkでテストしてみたところ、快適に筆記できた。既に手書きに対応するWindowsパソコンでスタイラスペンを使用している人にとっては、Windowsとそのペンを共有できるのがうれしい。

 ボディーには高級感があり、AVには言うまでもなく強い。さらに、手書きまでできるのだから、MediaPad M5 Proは素晴らしいタブレットだ。ぜひ欲しいと思っている。ただ、他の人にiPad Pro 10.5とどちらが良いかと聞かれたら、判断は微妙なところではある。あえて欠点を挙げるなら、まずは重量。iPad Pro 10.5との差は30g程度しかないのだが、本体が薄くてコンパクトなので数値以上に重く感じる。あとは、Androidは手書きのアプリが物足りないこと。また、性能もiPad Pro 10.5が上回っている。判断基準の1つは、タブレットで動画配信などを楽しみたいか。楽しみたいという人には、MediaPad M5 Proをお薦めする。

付属のスタイラスペンはなかなか使いやすい
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クリップを回転すると充電用の端子が現れる
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Bmboo Inkでもテストしてみたが問題なく書けた。Windowsパソコンなどとペンを共有できそうだ
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Google Keepの手書き機能も快適に使えた
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著者

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。
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