Windows 10と同じように「Office 2016」も随時新機能が追加されて、自動的にアップデートされていることにお気付きだろうか? 新機能が追加されると、初回の起動時にダイアログが表示されるのだが、忙しいときには見落としてしまいがち。せっかくの新機能なのに見逃して使わないのはもったいない。また、最近になってOffice 2016を手に入れた人は、「Office 2013と大差ないだろう」と高をくくって新機能に気付かないでいる可能性もある。

 ということで、今回は「Office 2016」の機能の中から、僕が気に入っている新機能をピックアップしてご紹介しよう。

共通機能はアイコンに注目

 「Office 2016」では、イラスト素材集の「クリップアート」が使えなくなった。これにはとても困ったのだが、代わりにシンプルな図案が自由に使えるようになっている。それが「アイコン」だ。「Word」「Excel」「Powerpoint」のどのアプリからでも「挿入」→「アイコン」という手順で貼り付けることができる。

 この「アイコン」は、いわゆるシルエット的なシンプルなイラストなのだが、「図ツール」の「書式」で色や線を変えられるので、こだわると見た目も結構良くなる。例えば「パソコン」と「人」など、複数のアイコンを組み合わせて「パソコンを使う人」にするといった自作もできる。僕も自分のプレゼンテーションで活用したいと思っている。

「アイコン」はシンプルだが種類は豊富だ
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色や線をアレンジすると見た目も良くなる
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 共通機能でもう1つ注目しているのが、写真の背景を削除する機能だ。文書に貼り付けた写真をクリックし、表示された「図ツール」タブから「背景の削除」を選んで「削除する領域としてマーク」をクリックする。あとは、削除したい部分が紫色になるように線を引いていくと、思い通りの範囲を残せる。スライドや企画書に商品写真などを入れる場合は、切り抜きをすると、とたんにセンスが良く見えるようになる。

 今までも切り抜き機能はあったのだが、作業が面倒だった。ところが、「Office 2016」では機能が大いに進化して不要な背景、つまり、削除したい部分に線を引くだけで切り抜けるようになったのだ。

 切り抜きたい範囲は自動で認識してくれるのだが、思い通りになることは少ない。当然、残す部分と削除する部分をそれぞれ指定し直すことになるわけで、その作業がやりやすくなったのだ。これなら、専用アプリを使わなくても思い通りに切り抜けるはずだ。

紫で指定した部分を削除して写真を切り抜けるのだが、新機能ではこの削除部分の指定がしやすくなった。
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