がっかりポイントは解像度の低さ

 Mate 10 Proの画面は、ベゼルを極端に狭くして表示エリアを増やしている。ボディーサイズに対してできるだけ大きな画面を搭載するのも最近の潮流だ。6インチで幅74.5mmというサイズは、画面が5.5インチで幅78.1mmのiPhone 8 Plusと5.8インチで幅70.9mmのiPhone Xの中間に位置する。iPhoneと比べるとボディーサイズをフルに生かしているのだが、幅73mmのボディーに6.2型の大画面ディスプレーを搭載するGalaxy S8+にはかなわない。

 ディスプレーに有機EL(OLED)を採用しているのも特徴の1つ。最近の上位機種ではトレンドになっており、iPhone Xがついに搭載したのも記憶に新しいところだ。液晶に比べるとコントラスト比が高く非常に鮮やかで、かつバッテリーの消費が少ないというメリットがある。

 Galaxy S8+も同じ有機ELだが、こちらは画面の両サイドがアールを描くエッジスクリーンなので、画面サイズの割にはスリムな印象だ。解像度は6型のMate 10 Proが2160×1080ドットで、6.2型のGalaxy S8+が2960×1440ドット。解像度ではMate 10 Proが大きく劣っていると言わざるを得ない。一般的なフルHDが1920×1080ドットなので、本体が細長い分、縦方向に解像度を増やしただけなのだ。「高解像度モデル」と呼ぶのは気が引ける。

 単体で見ると画像は美しいし、キレもいいが、Galaxy S8+と比べるといくぶん暗い。さらに明るいiPhone Xと比べると大きな差がある。最上位モデルなのだから、もう少し解像度を上げて、さらに輝度もアップしてほしかった。単体では不満はないのだが、ライバル機と比べるとちょっと惜しい。

画面サイズはいい勝負だが、右のGalaxy S8+のほうがスリムだ
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画面の明るさは右のGalaxy S8+が明らかに勝っている
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斜めから見たところ。文字はどちらもくっきりしている
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文字のキレは、解像度の高いGalaxy S8+(右)の圧勝だ
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