この春から始まる新生活で、学生なら辞書を購入する人は多いのではないだろうか。今どきの辞書といえば「電子辞書」だ。特に学習塾などでは、紙の辞書を引く時間も惜しむ傾向にあることから、電子辞書を推奨しているところも多いようだ。わが家でも中学生の子どもが通う塾の先生から「電子辞書を使うように」と勧められ、悩んでいる。

 電子辞書のメリットは、たくさんの辞書を一つにまとめ、串刺し検索できること。いろいろな解釈を一度に学べるほか、紙の辞書とは違い、英語などの発音まで確認できる。また、英検などの問題集や図鑑も入っているのにコンパクトで軽く、子どもでも気軽に持ち運びができる。しかし、紙の辞書は3000円台のものが多いのに対して、電子辞書はその10倍近く、2万~3万円のものが大半だ。最上位機種になると10万円超えのものもある。しっかり使いこなすためにも慎重に選びたい。

 ちなみに、電子辞書は種類が多く、ユーザーは学生が最も多いことから、小学生用、中学生用、高校生用、大学生用をメーンに、ビジネス用、医学系などの専門分野のものもある。選ぶときにはまず誰が使うのかによって適した機種が異なることを知っておきたい。

 電子辞書を販売しているメーカーは、シャープやカシオ計算機が有名だ。ほかには、キヤノンやセイコーインスツル(SII)、ソースネクスト、キングジムなどが出しているが、市場の約9割をシャープとカシオの2社で占めているのが現状。

   そこで、電子辞書の2大メーカーであるシャープとカシオの「中学生用電子辞書」をじっくり検証してみた。