




――いまやインターネットは生活と密接に結びついていますが、ここ10年超の急激なインターネットの普及を、お二人はどのように捉えていらっしゃいますか?
吉田朝、目が覚めたら、寝ている間に起きたニュースもお天気も、今日の予定も仕事の報告もネットで確認できる。1日のはじめ方からして5年前、10年前とは劇的に変わったと思います。
佐々木私は子供が2人いるのですが、上の子が生まれたのが94年。下の子が生まれたのが99年なんです。自宅にブロードバンドを引いたのが97年だったので、2人目の子育ての時は、母乳をあげながら家のどこにいてもネットが使える環境になっていました。これは女性にとって嬉しい変化です。モバイル化も進んで移動中に仕事ができるようになり、家で過ごせる時間も増えました。
――佐々木さんがおっしゃるように、パソコンのモバイル化は急速に発達しました。インテルでは現況をどのように捉えていらっしゃいますか?

吉田朝起きた時はスムーズにパソコンが動いたのに、移動中は思うように動かない。そういったストレスが起こらないよう、より早く、より使いやすい環境を作り上げていくことがユーザーに望まれていると考えています。我々はそれをユーザビリティと呼んでいるのですが、ユーザビリティを追求する市場が拡大するでしょう。そのため近いうちに、日本でいえば全国どこにいても、様々なデジタル機器でサクサクとインターネットが楽しめる環境になると思います。
――今、住まいに関しては田舎回帰の傾向がありますから、そんな環境が整えば、ますますその傾向に拍車がかかることも考えられますね。
吉田それがテクノロジーの素晴らしいところだと思うんです。田舎暮らしをしたいけれど、ハンディキャップは負いたくない……そこで逡巡していた人がテクノロジーを使うことで、自分がやりたいことを諦めないで済むのですから。