秋山仁さんがレクサスHS250hに搭載された新システムをインプレッション 数学者も納得。レクサス「ハーモニアスドライビングナビゲーター」が提案する エコドライブの分かりやすさと継続する楽しさ
環境意識の高まりに減税効果も加わりエコカー、とくにハイブリッドカーが急速に支持を拡大している。そのなかで異彩を放つのがレクサスHS250h。革新的かつユニークなシステム「ハーモニアスドライビングナビゲーター(HDN)」の解明に、数学者・秋山仁先生が挑んだ。


「図を描くこと」。難解な数学の理解はそこから始まる
 登場以来、予想をはるかに超える反響を呼び、当初の販売計画を大幅に上回る受注を獲得しているというレクサスHS250h。環境意識が高まるなか、レクサスが投入した初の「ハイブリッド専用車」は市場に大きなインパクトを与えたようだ。プレミアムセダンとしての完成度の高さはもちろん、レクサスHS250hを語るうえで欠かせないキーワードが「ハーモニアスドライビングナビゲーター(HDN)」である。
 環境負荷低減のためにエコドライブが重要なのは承知していても、そこにはどうしても“我慢する”“何かを犠牲にする”というネガティブな印象がつきまとっていた。HDNはそうしたネガティブ要素を払拭し、楽しさを提案するために“エコドライブを可視化”した画期的なシステムである。その魅力を解き明かすために、ここでは数学者の秋山仁先生にご登場いただくとする。
「クルマと数学。関係なさそうに思うかもしれませんが、開発のあらゆる段階で基本にあるのは数学の理論、数学的な考え方です。クルマのエンジンや制御にはさまざまな数式が必要になりますし、道路のインターチェンジ付近のカーブにも数学理論のクロソイド曲線というものが使われています。これは複雑な数式を応用して考え出された螺旋状の道路ですが、非常に安定して走行できるんです」
 秋山先生といえば、難解な数学を分かりやすく、面白く表現する“数学の伝道者”として知られている。なぜ秋山先生の解説は分かりやすいのか。それは先のクロソイド曲線の説明にもあるように、難解な数式を具体的な図形や模型に置き換えて、イメージしやすくしてくれるからではないだろうか。キーワードは“可視化”にありそうだ。
「僕がやっているのはね、特別変わったことではなく、いわば数学の王道なんですよ。ジョージ・ポリアという数学者の『How to Solve it』(いかにして問題をとくか)という本があります。これは数学者のバイブルともいうべき名著なのですが、その冒頭にこう書いてあるんです。“Draw the figure”、つまり“図を描け”と。数学というと、複雑な公式や難解な定理を想像する人が多いと思いますが、数式を目の前にしてうんうん唸っていても、さっぱり分からない。それが続くと数学が嫌いになってしまう。数式で理解しようとするのが間違いで、まず図を描いてみればいい。すると抽象的な概念が具象化されて、視覚的に大脳を刺激し、感覚として理解できるようになります。だから僕は図形や模型を使って解説するように努めているんです。ピタゴラスの定理も因数分解も、言葉や数式で説明することはできますが、理屈ではなく図形や模型を使って、頭のなかで何かがひらめくように、パッと感覚的に捉えることが理解のための第一歩。数学の楽しさ、面白さを多くの人に知ってもらうには、このやり方が最も効果的と思って、ずっと続けているわけです」


新しいエコドライブサポートシステム

数学者 秋山仁さん
1946年、東京都生まれ。上智大学大学院数学科を修了後、ミシガン大学数学客員研究員、日本医大助教授、東京理科大学教授、文部省教育課程審議会委員などを歴任。現在は、東海大学教育開発研究所所長、ヨーロッパ科学院会員。NHKテレビ・ラジオ講座講師。工夫を凝らした独自の方法で数学の楽しさを広める「数学の伝道者」。





秋山先生の講義や講演にはさまざまな模型などが登場し、数学を可視化させ、分かりやすく解説してくれることで有名。その人気は国内のみにとどまらず、海外からも高い支持を得ている。

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