セルチュクの「エフェス遺跡」へいざ!

 次に、ムッシンさんの車でいよいよエフェス遺跡へ向かう。途中の道にも遺跡のようなものがたくさんあり、まだ発掘途中なのかなと思わせる。

素晴らしい景色の中に、無残に崩れる遺跡の残骸らしきものが ここも、囲いの外。いったいどこまで遺跡が続いているのか、実は誰も知らないのでは?掘ったらまだまだ出てきそう

 エフェス遺跡は、15YTL(約1200円)の入場料が必要だが、なぜかムッシンさんの顔でパス。この町の有名人なんでしょうか? ムッシンさんは、南出口で待っているというので、ガイドブック片手に息子と散策することにした。

 ガイドブックによれば、ここは現存するギリシャ文明最大の遺跡。紀元前16~11世紀にかけてギリシャから移住してきた人々が建てた街の遺跡だ。しかし、紀元前7世紀にキンメリア人に狙われ、町も神殿も徹底的に破壊された。

 その後リディア王クロエソスが再建し、ペルシャのキュロス大王に征服され、アレクサンダー大王の支配下となる。さらにローマ領となってますます繁栄し、ブルータス、カシウス、アントニウスやキケロなどがこの町を訪れている。

 しかし、港が浅くなって使えなくなり、さらにゴート族(ゲルマン民族の一派)の攻撃を受け衰退。トルコ領になってからは忘れ去られていたという。近代になって発見されたのは、1869年になってからである。現在も修復作業中の遺跡なのだ。

ゲートを抜けてパチリ。電波異常なし。オデオン(音楽堂)を背景に 表通り。ものすごく広そう……。しかも真夏の日差し

オデオンの外の塀。ここをタタタターッと息子(5歳)が走っていってしまい、追い付くのに苦労した。石は大理石だ 97年にセクティリウス・ポリオという人物に建てられた「ポリオの泉」。オデオンの向かいにある

オデオンに登ってみる。電波良好 オデオン全景。怖いくらい高くて大きい。席に座って、下の小学生の団体客の話し声を聞く。ひそひそ声まで反響してよく聞こえた

クレデス通りの石柱と記念撮影 彫像などはイズミルの考古学博物館に運ばれているため、ここは円柱だけ


被写体は遺跡!904SH、SIMPURE N/Lの3端末でカメラ機能をチェック

 おっと、遺跡に魅了されてこの企画が「ケータイ紀行」であることを忘れそうになった。電波チェックだけでは芸がない。というわけで半ば強引に、素晴らしい遺跡を被写体に、904SH、SIMPURE N、SIMPURE Lのカメラ機能を試してみることにした。海外でとっさに写真を撮りたい!と思った際の(?)、参考にしてほしい。

まずはSIMPURE Nで撮影した画像から(174×144ドット)。同機は有効31万画素。最大でもVGAでしか記録できないのでスペック的には物足りないが、小さいサイズでもしっかり撮れているのは立派 続いてSIMPURE Lの画像をどうぞ(174×144ドット)。同機は有効130万画素。スペックとしてはフツーだが、最大1280×1024ドットのサイズで記録できるので、スナップ程度なら十分だろう

 う~ん、今回は最大サイズで撮影しなかったが、SIMPUREのカメラ機能は私には物足りないなぁ。ブログなんかに載せる目的なら、日本に送信するパケット代を考えればこれでいいのかもという気もするけど……。そして真打! Vodafone 904SHのカメラ。

Vodafone 904SHで撮影した画像(320×240ドット。画像をクリックするとVGAで見られます)。さすが有効320万画素のハイスペック端末といったところ。最大2048×1536ドットで記録できる

 これなら大満足。ケータイとカメラを兼用したいなら、もう904SHに決まりでしょう。私はデジタル一眼レフ(旧コニカミノルタフォトイメージング「αSweet DIGITAL」)を持ち歩いたけど、もし純粋な家族旅行だったら、この904SHのカメラに全部任せちゃうかも。それくらい上手に撮れるカメラだ。

 さて、エフェス遺跡めぐりを続けることにしよう。

奥の建造物には脇に彫刻が見える。これは博物館で保管しないのかな…… マーブル通り。敷石は大理石

ちょっと奥まったところにある美しい建物は、ケルスス図書館。壁しかないけど、彫像が残っている。でもこれはコピー。本物はウィーンの博物館にある

近くまで行くのがしんどかったので、一眼レフの望遠レンズを使い、彫像をアップで撮影。知恵・運命・学問・美徳の女神のうちどれがどの女神なのだろう。周りの模様も繊細だ

画面左がケルスス図書館。右側にあるのは、マゼウスとミトリダテスの門がそびえる。これは皇帝アウグストゥスの奴隷であった彼らが解放されたとき、皇帝への感謝を込めて建てられたものだという。奴隷なのに大金持ちだったのかな? これはハドリアヌス神殿。アーチ中央に女神ティケ、門の奥にはメデューサが描かれている。でも、コピーなんだって。オリジナルはセルチュクの町の考古学博物館にある

道端の大理石にもびっしりと文字が。修復中の建物跡も。こんな風に打ち捨ててあったら、風雨にさらされて消えてしまわないかな

ハドリアヌス神殿の横にある公衆トイレの遺跡。実はこれ、水洗トイレで下には水が流れている。近くには最古のCMといわれている娼館の看板もある オデオン(音楽堂)の20倍あるという、競技場。収容人数は2万4000人

NEXT遺跡でも電波バリバリ! スパムメールもじゃんじゃん……