「聖母マリアの家」でケータイと記念撮影

 そろそろ失礼しようと腰をあげると、今からムッシンさんの車でセルチュクまで案内してくれるという。ありがたい申し出に恐縮したが、ここはトルコ。ムッシンさんは信頼できる人だし、私のために休暇を返上してくれたほどなので、私も断る理由はない。そのままセルチュクまで連れて行ってもらうことにした。

 イズミルからセルチュクまで車で一時間。有名な遺跡がある街だ。そう!女神アルテミス信仰で有名な「エフェス(古代名エフェソス)遺跡」。だが、ムッシンさんは先に、「聖母マリアの家(Meryam And Evi)」へ連れて行ってくれた。

ここがセルチュク。右に曲がればエフェス、と書いてある標識。「エフェスビール」が有名だ 道のあちこちに、こうしたうち捨てられた遺跡が残っている

峠道に巨大な聖母マリア像が。これは新しく作られた観光名所のシンボルのようだ

きれいな公園のような場所。ここが聖母マリアが余生を送った地。緑多く美しい場所だ 小学生の遠足に遭遇。幼いのに美しく大人っぽい笑顔。トルコは美人が多い

なんと日本語の看板が!他にも英語・イタリア語・フランス語・アラビア語などたくさんの看板がある 可憐な若い女性のようにみえる聖母マリア像。峠のマリア像はこれを模したものだろう

 この可憐なマリア像を見て、機内で読破した小説「ダ・ヴィンチ・コード」を思い出した。キリストが亡くなった後、ヨハネに世話をされたのが聖母マリアではなく、マグダラのマリアだったとしたら。トルコはキリスト教にとって、特別な血脈のある地となる。周りに植えられた美しい花々の中に真紅のバラを見つけたせいか、読んだばかりのダ・ヴィンチ・コードが頭を支配していたためか、そんな夢想に襲われる。

像の横にあるマリアの家。家といっても、1951年に建て直された小聖堂だ。この下には1世紀と4世紀の壁の跡が、7世紀には建て直された跡がある。実際に生活した家はここからほどなく歩いた場所にあるという。小聖堂内部は3部屋に分かれている。一番奥に石の祭壇があり、マリアが祭られている。イスラム教徒用にスカーフも用意されている。99%がイスラム教徒というトルコらしい配慮だ。残念ながら内部の写真撮影は禁止 恒例の記念撮影。左からVodafone 904SH、NTTドコモSIMPURE N、同SIMPURE L

少々不謹慎ながら、小聖堂の壁に載せてみた 電波はバリバリ届いていて、通話もiモードも使用可能

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