カイセリ・エルジェス大学のお祭りにケータイと一緒に乱入

 その日の晩、日本語学科もあるエルジェス大学の学園祭ということで、ケータイたちを持ち込み、学生に好きなケータイを見てもらうことにした。会場は学校の敷地内だが、日本ではちょっと考えられないほどの広大な土地に、テントがずらりと並ぶ。

 遊園地かと見まがうほどの遊具が設置され、それでも校舎まではまだまだ敷地が余っている。その芝の上に思い思いに座り、花火を見ている学生もいる。音楽が鳴れば、男も女もダンス!

え?ここ大学の敷地内なの?プロペラ機型で上に下にぐるぐる回る遊具があるよ。まるで遊園地だ 屋外コンサート会場ではバンドが演奏!

音楽が流れればごく自然に踊りだすのがトルコ流。意外にもシャイなのか、男女別れて踊る 手作り?の風船人形の前で記念撮影

 たくさんのテントの中から、日本語文学科のブースを発見。ちょっとのぞき込むと、日本語で話しかけられ、すぐ打ち解けてくれた学生たち。お祭りに来た人相手に、名前を漢字の当て字にして腕に筆で書く商売をしている。1回2YTL。これは大人気で、腕に漢字を書いてもらったトルコの大学生たちは大満足。私もお手伝いして筆を手にした。「ユルドゥズです」「湯瑠土兎頭でいいかな」と、こんな感じ。書いている学生は、電子辞書で字を調べつつ、楽しそうだった。

ブースを探し回る。タウラ(バックギャモン)と水タバコでくつろぐ学生をのぞき見 あっ、ジャポンディル(日本語学科)があった!

なんだか盛況じゃない。何を売ってるの? こんな美しいお姉さまが筆を持っていったい何を?

腕に漢字の当て字で名前を書いてもらっているのでした。考えたね!刺青風で人気 書く人は電子辞書で漢字を調べながら。みんな大真面目に書いてもらっている

日本人のイメージってこんな感じなんですか?

 ブース奥では、男の子が水パイプをくゆらしている。私も勧められたが、甘い香りに咳き込んでしまった。仲良くなれたところで、おもむろに日本のケータイを取り出すと、さすが大学生。みんな興味があるようで、男の子も女の子も代わる代わるケータイをのぞき込んでいる。

 一番人気は、なんとウィルコム「W-ZERO3」だった。みんなパソコン代わりに使えるところに魅力を感じたようだ。あんなに大きくてもいいの?

おもむろにケータイ自慢を始める私。男子学生は、auのW41Hの録画ワンセグ画面を観てます ウィルコムW-ZERO3が気に入った女子学生。日本語が上手で日本製の電子辞書も軽く操る彼らのことだから、きっと使いこなしちゃうだろうね

Vodafone 904SHのVアプリ“星座をさがそ”体験中の女子学生 日本語学科の学生たち。日本語で歓待してくれて、とってもうれしかったよ!

 初夏を駆け抜けたギリシャとトルコの旅。長い連載にお付き合いいただき、本当にどうもありがとう。素晴らしい体験でした。

 海外へケータイを持ち込む日本人は年々増えている。その便利さに慣れたら、ケータイなしに海外旅行するのは、もはや困難。いつでも日本に連絡でき、blogを更新でき、ときには日本にいるかのように仕事の話もできてしまう海外ローミングケータイが元気にラインナップをそろえる限り、私はまた、かの地へ行くことだろう。発売したばかりのケータイを自慢げに見せびらかし、日本のケータイ文化を世界に伝えるために。

 また、「ケータイ紀行シリーズ」でお会いしましょう!ギョルシュルズ(またね)!