オデオンとカサロマーナと美術館

 カフェのおじさんのおかげで、タクシーに乗り無事、コスタウンに戻る。港へ行くにはまだ早いため、もうひとつの遺跡ポイント、オデオンへ行ってもらった。港からは300m手前にある場所だ。オデオンとは劇場のこと。こぢんまりとしたこのオデオンは、演説やカルテット程度の演奏に使われたものと想像できる。近くにはカサ・ロマーナ(ローマ人の館)という遺跡があり、行ってみたが、調度品はすべて考古学博物館に移動しているという。それじゃあ、そこにも行っておかなくちゃ!

タクシーで町外れのオデオン(小劇場)へ。入り口の看板 こじんまりとしたオデオン。人もまばらでちょっとさみしい

オデオンからカーサ・ロマーナへ向かって歩く。表示が何もないので、不安を抑えつつ こちらがカーサ・ロマーナ。立派な邸宅です

 コスタウンの中心に戻り、にぎやかな繁華街に入ると、目の前にきれいに塗られたトルコ風の建物が見えた。その向かいにあるこじんまりとした博物館。これがコス島の宝が詰まった、考古学博物館だ。

十字軍と戦った後トルコ人が作った歴史的価値あるモスク(イスラム教の礼拝堂)。なのに喫茶店に改装されてるんですけど

町の中心部へ。ん、このお店は新しく見えるけど“Arora”ってアゴラのこと?これが古代アゴラの遺跡?土産物屋に改装されてるのに?いいの? 考古学博物館の中へ

 入り口を入るとまず目に入るのが、美しいホールの床。モザイクである。これは2~3世紀に作られたモザイクタイル画で、船に乗ってやってきた医神アスクレピオスをコス島民が迎えている様子を描いたもの。それを壁の裏側からヒポクラテスが注意深く見守っているのが見える。神と実在の人物が混在した、とても面白い描写だと思った。

 周りにはギリシャ神話の彫像たち。そんなに広くはないが、すべて大理石の彫像で埋め尽くされた、たいへん見ごたえのある博物館だ。

医神アスクレピオス・コス島民・ヒポクラテスが同時に描かれている。カサロマーノにあったものだそうだ

神話の神の彫像。たいへん写実的で美しい

カサ・ロマーナの中で発見された、魚の絵のモザイク。気が狂いそうなほど細かい!

博物館の中はこんな感じ。フラッシュを使わなければ撮影OKだ

 博物館見学のあとは、コスタウンでウィンドウショッピング! ボーダフォンショップもこの島にはある。ハンドメイドのアクセサリーの店が本当にステキ。トルコチックなディスプレイもよく見かける。

 ギリシャだけど、またまたイタメシ屋へ行き、グリークサラダとピザ、スパゲティなどをいただいた。日本人の口に合う味だと思う。

 ロドス島へ行くまでの時間を、久々にのんびりと過ごした。暇つぶしの友はもちろん、ケータイ。食後のコーヒーを飲みながら、のんびりmixiしてみたり。ここで漢字だらけの文庫本などを出したら、目立ちすぎて危ない。ケータイならそんな心配はいらない。

 コス島の名残を惜しみながら、ロドス島へ向かう船に乗り込んだのは、夕方4時20分頃。ロドス島に到着するのは7時だから、しばしうたた寝。

 結局ロドス島で2泊過ごした。次回は迷子になりつつ見て回った、ロドス島の美しい海岸での浜遊び、迷路のような城壁の中をご紹介する。お楽しみに!

博物館を出て通りがかりにあったボーダフォンショップ うーん、アクセサリー類これだけ?

ボーダフォンショップなのに、なぜか「ニンテンドーDS」が コスタウンのオールドマーケット。トルコ風のお店が連なる

ギリシャのハンドメイドアクセサリーはすごくステキ。でも高価です ピザとサラダで昼食を。海の目の前の店です

のんびりケータイでSNSを楽しんでみたり あのいまいましい大荷物を預かってくれたおもちゃ屋のお姉さん。コインロッカーとか旅行代理店とか、全く見当たらなくて途方にくれたとき、やさしく声をかけてくれた。うれしかった

スカーフの紙製ハンガーには不思議な日本語が…… 日本のアニメはコス島でもテレビ放映され、人気です

観光列車です。乗りたかったけど、どこへ行くかわからなかったのであきらめた 暑さのあまり海に飛び込んだ犬

この船でロドス島へ向かいます イルカが泳いでいたが、写真を撮る前に波間に消えてしまいました

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