期せずして立ち寄ったレロス島は予想外の美しさ

 サモス島にはわらわらといたヨーロッパからの観光客が全くいない。非常に静かである。観光と漁業以外に収入があるとも思えない島なのに、どうしてなんだろう。こんなに美しい島なのに。

 帰国後調べてみると、実はレロス島には、実は昔、精神病院があったのだという。「Alex Majoli: Leros」という写真集によれば、元は政治犯のための刑務所であったようで、精神病院として立て直された後も、きちんと管理されていなかったようだ。本土の人たちから見ると、あまり良い印象の場所ではなかったのかもしれない。

 しかし、そんなことは露知らず、何の予備知識なしでこの島を歩き回るはめになった親子二人。でも、退屈するかもなんて心配は杞憂(きゆう)に終わった。なんて美しい町並みなんだろう。まさに、エーゲ海の真珠、青い空に白い町並みの島なのだ。息子もこの街の美しさにぴょんぴょん跳ね回るほどだ。

なんてことはない街の路地だが、赤いスクーターが映える 道も壁も白い。駆け上がりたくなるような階段の上にケータイたちをスタンバイ。人が来ないので、平気で座り込む私たち。もちろん電波は届くが、ボーダフォンショップどころか、店らしきものすらない

坂道を上がると、電気屋らしき店を発見。近づくまで民家だとばかり思っていた ここは商店街なのだ。よくみると全部お店が並んでいる

白い街にケータイの黒が映える。ボーダフォン904SHと一緒に記念撮影 ステキなバルコニーがある家

このあと、この家から柔道着を着た男の子が出てきてびっくり。もちろん、ギリシャ人の男の子。柔道の道場があるそうだ 島でみかけた唯一の観光客は、同じ船で来た人

犬や猫を飼う家も多い。変な親子に首をかしげるワンちゃん お出かけする奥様と出会う。話しかけるも、英語はダメみたいだったが「カリメーロ(こんにちは)」というと、笑顔で答えてくれた

疲れていても、こういう階段を登るのは楽しい。ごみ一つ落ちてない ステキな家々。エアコンの室外機が見える。内部はデジモノでいっぱいだったりして

坂道に立つ家は、こんな風に土台で水平になるよう調整してある 駄菓子屋のおじさん。息子の緊急事態にあわててトイレを拝借。出てきた後、「荷物をテーブルに置きっぱなしで席をはずしちゃいけないよ。この島は田舎だし、僕が見張っていたから大丈夫だけど、これからあなたが行くコス島は都会だから、置き引きもあるかもしれない」と注意してくれた。いい人だったなぁ

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