驚がく!京都・手描友禅作家の芸術的“くりすたるあーと”
「W-ZERO3」が金粉・螺鈿を散りばめた芸術的作品に!


究極の塗装とはどんなのだろう……

 一体、“究極の塗装”とはどういうものなんだろう――私はデコ電の取材中、注意深くそのことについても探りを入れていた。塗装よりリスクの少ない「全面シール貼り加工」なども実物を見たが、やはりどうしても使い込むとシールがはがれてしまう。ケータイのキズを目立たなくする目的なら、全面シール加工もありだけれど、どうも「究極」と呼ぶには動機がネガティブでふさわしくない気がする。新品のピカピカのケータイであっても施したくなるような塗装。その“究極の塗装”を探して、私は都内のショップを探し回った。

 しかし、意外にも「全面塗装」までしてくれる店は少ない。ほとんどの店が「シール」を薦めてくる。その中で一軒、「インターネットで塗装を請け負う店」を紹介してくれた店長がいた。私は早速その「ぺいんとはうすkei」にアクセスし、サイトをじっくり見た上で、愛用のアルミニウムグレイのVodafone 702NKをお店に送ってみた。オーダーは、つや消し黒の全面塗装。ALL銀色の私の702NKが、どんな風に生まれ変ったかは、こちらの写真を見てほしい。

まるで元からこの色であったかのような違和感のなさはお見事! ケータイにはあまり見かけない、つや消しのブラックが、かっこいいでしょ!

 702NKには「ボルドールージュ」という色もあるのだが、それによく似たツートンカラーっぽい雰囲気に仕上がった。お値段は、税込みで1万500円。この塗装手順を見れば納得のお値段である。しかし、すべて分解してから作業するため、ケータイ端末の保証外になってしまう可能性がある。それに、これもある意味究極ではあるが、デコレーションという意味合いで図ると、地味なのである。


池袋サンシャインで見つけた「究極の塗装」

 途方に暮れかけていた時、ついに私は見つけた! これぞ「究極の塗装」と言い切れるものを。その名も「くりすたるあーと」。私がくりすたるあーとと初めて出会ったのは、まだ雪のちらつく寒い日。池袋サンシャインの地下にある「さんりお屋」で実演販売を目にした時だった。

まだ午前11時だというのに、開店と同時にお客さんが押し寄せる池袋サンシャイン地下にある「さんりお屋」の「くりすたるあーと」実演販売ワゴン 男性がケータイの装飾をオーダーするのを初めて目撃

ずらりと並ぶ、くりすたるあーとされたケータイたち 華やかだけど和風で渋い!でもGパンにも合いそう

最短30分でその場で仕上げてしまうという。私もさっそくオーダーしてみた 手もちのケータイがなかったので、デジカメに塗装をお願いした。値段は約4000円

 樹脂加工されたその塗装は、吸い付くような質感と、かすかな弾力があり、指紋や汗・油などが付きにくい。カメラのグリップ部分を塗装したおかげで、ホールド感もアップ。指先が滑りにくい。

 お店の人に取材を申し込むと、彼らは弟子であり、くりすたるあーとには“師匠”がいるという。ぜひ、師匠に会いたい! しかし師匠は京都の人だという。私は師匠に会うべく、京都まで行くつもりでアポイントを取ると、タイミングよく今は東京に滞在中だという。これはチャンスだ!

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