「ファッション的ケータイ」を合い言葉に
究極“夢のケータイ”に向けて突き進む

 今まで様々なデコレーションケータイを追ってきたが、この中のどれが究極なのか、と聞かれれば、人の好みはそれぞれ違うので特定できないとしか言いようがない。私は最初に紹介した神戸スタイルデコ電が大好きで今も愛用しているが、これが私に“似合うか”と聞かれると、言葉に詰まる。服も髪型も化粧も地味な私が、ケータイだけ派手にしても、トータルファッション的にはどうなの? これはまた、W-ZERO3に施したくりすたるあーとしかり、ケータイ王子がSH901iCに施したLED改造しかりである。

 全部気に入ってるし、持つ時間が増えるにつれ、愛着も深まる一方。ケータイコレクターの私としては大満足だ。だからといって、本当に私に似合う、おしゃれなケータイかというと疑問符が消えない。

 でも、ケータイのデザインをトータルファッションの一部として重要視している人が想像以上に多いことが、ダットエムオーを取材してよく分かった。とはいえ、おしゃれの基準ってなんだろう? 「これがおしゃれなんだ!」と言い切ってくれる人に、それを伺いたい!

 そういうわけで、私は数々の人気テレビ番組を手がけ、ダットエムオーのプロデューサーでもある、おちまさと氏に伺ってみることにした。


おしゃれなケータイとはどういうものなのだろうか

京太(以下、京):おちさんが、NTTドコモと組んでカスタムケータイブランド「ダットエムオー」を手がけたのは、どんな理由からなのでしょうか。

ケータイを重要なファッションアイテムととらえ、ダットエムオーで意欲的な活動を見せるプロデューサーのおちまさと氏
おちまさと氏(以下、お):NTTドコモから2年前にプロデュースの依頼を受けて、プロデューサーに就任しました。ケータイについては前々から、僕なりのファッション的視点があり、いろいろ考えた末引き受けることにしたんです。

 ダットエムオーは、最初三カ月だけという期間限定のプロジェクトでしたが、出す商品が“秒殺”(あっという間に売り切れになること)するという実績を見てなのか、今も継続しています。

京:ダットエムオーでは「ファッション的ケータイ」をコンセプトに、ケータイとファッションの融合を強く意識されているようですが。

お:だって、ケータイってよく人に見られるものじゃないですか。バックにしろ時計にしろそうですが、服に合わせて取り替えたりしたいわけですよ。僕はとある結婚式に出席したとき、ピンクのドレスの女性が、グレーの地味なケータイを取り出して使っているのを見て“ありえない”と思いました。普段の自分のファッションに合うデザインのケータイを選ぶことはもちろんですが、TPOに合わせてデザインを替えることも必要じゃないかと思ったわけです。

京:それがP901iのカスタムジャケットや、N701iのスタイルプラスなどを扱おうと思った動機なんですね。

お:もちろん、カスタムジャケットだけではなく、本体そのもののデザインにもこだわっています。現在は一機種だけですが、ダットエムオーロゴ入りの「FOMA P901i」オリジナルケータイも取り扱っています。ただ、端末までオリジナルでデザインするのは、本当に大変なんです。製造工場の一つの生産ラインを占有しちゃうため、新機種を次々とオリジナルモデルにするってのは、なかなか難しいんです。まぁ、だからこそこのモデルは超レアなわけなんですが。

左が「ダットエムオーロゴ入りのFOMA P901iオリジナルケータイ」。ロゴに注目! 完全なオリジナルデザインのダットエムオー・オリジナルモデルが登場する日も近いかも……ぜひ見てみたい!

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