くりすたるあーとに「正規店」と「無許可の店」があるのは?

 林先生の作品に憧れ、「弟子にしてください!」と言ってくる若者は後を絶たないそうだ。先生は惜しげなく手法を伝授し、先生の調合した樹脂を分けてあげている。しかし、作品に夢中になっていた先生は「くりすたるあーと」の特許を取るのを忘れていた。

 そのうち、悪い弟子が登場。無許可でくりすたるあーとを販売するお店もあるのだという。こんなすごい手法を開発したにもかかわらず、特許をとっておかなかったばっかりに、かなりのダメージを受けたらしい。

 「お金のことより、信じていた弟子に裏切られたのが辛くて……。でも、僕の絵の腕はまだまだ弟子には負けないはずだから、そこで勝負します!」

 と、職人気質で潔い先生(涙)。先生が何年もかけて開発したくりすたるあーとを無断で使う“元お弟子さん”、ダメですよっ! 読者の方でくりすたるあーとを試したいと思われた方も、ぜひお店の人に「林先生のお弟子さんですか」と聞いてからにしよう。でも、林先生が直接描いた作品は、お弟子さんのそれとはぜんぜん違う。ここまで伺って、本当によかった。来たかいがありました。究極の生み出される場を目撃できたんですから!

 これぞ、究極の塗装と呼ぶにふさわしい「くりすたるあーと」。しかも実用性も兼ねている。しかもこの塗装、簡単にはがせるのだ。もしデザインに飽きたら、お店に持っていけばきれいにはがしてもらえる。もちろん、自分ではがすことも可能だ。それには、まずドライヤーで角を少し熱して、楊枝などで端をはがしてやる。するとあとはペロンと樹脂がはがれていく。仕上げとして、残っている塗料を乾いた布や汚れ落としスプレーなどを使ってふき取ればきれいになる。もちろん私は、この芸術作品をはがすつもりはないですけれど。

 ちなみに、革のカバーなどもこのまま装着できるし、ウィルコムの修理サポートなども、ケータイの中を開けていないので、問題なく受けられる。傷付きやすい液晶部分にも樹脂加工してもらおうとお願いしてみたが、「液晶とそのまわりに段差やすき間がある場合は、樹脂が中に入り込む可能性があるのでできないのです」とのこと。iPodなど段差のないものなら、液晶上にもくりすたるあーとを施すことを、強くオススメしたい。


みんなに「くりすたるあーと」を見てもらった

 読者のみなさんの中には、ここまで読んでも「ちょっと心配」「うーん、そんなに樹脂加工っていいの?」と疑問を持つ方もいるだろう。そこで、取引先や取材先、編集部にいる人など、行く先々でこのW-ZERO3を見てもらった。

(都内S社の若い女性社員)これ、絶対いいです!どこでやってもらえるんですか? (都内K社の若手男性社員)これなら男が持ってもいいっすよね

(私のママ友&その友)これすごいね~。本当に指紋が付かないよ。つめで押すと引っ込むのに元にもどる~。模様もかっこいい~ (編集部A氏)俺のゼロサン、指紋が目立っちゃって。これいいですね

(編集部B氏)ふうーん……(黙ったまま、ずっといじって感触を楽しんでいた様子) (編集部C氏)どう?似合う?

(編集部D氏)へえ~、よくできてるなぁ。ふむふむふむ……

 明らかにデコ電とは違うその反応。デコ電はその華やかさゆえに男性から敬遠されていたが、これは男性諸氏にも好反応。デザインもさることながら、樹脂の出来の良さに、皆、感心しているようだった。……そりゃそうです!だってこれが究極の塗装「くりすたるあーと」の実力なのですから。

 次回は、林先生からご紹介いただいた、新宿・歌舞伎町の「ケータイ王子」こと、最上雅人さんのLED改造最先端を取材!もう、ピッカピカです!ご期待ください。

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