ノート用バッテリーの交換が通常料金より3割安い

店頭とウェブサイトで受付
図2 全国に8店舗あるパソコンショップのツクモ。ノートパソコン用の「バッテリー」と「液晶ディスプレイ」を格安料金で修理できる「リフレッシュ・サービス」を提供している

 大手パソコンショップのツクモは、ノートパソコンの「バッテリー」と「液晶ディスプレイ」に特化した修理サービスをしている(図2、図3)(液晶ディスプレイの修理は、ツクモのウェブサイトか、秋葉原のサポートセンターで受け付ける。バッテリーはウェブサイトのほか、秋葉原、名古屋、大阪、札幌のサポートセンター、および高田馬場店に受付窓口がある)。いずれもメーカーに修理に出すより、3~5割も安い。例えばシャープ製品の場合、新たにバッテリーパックを交換すると3万円程度するが、ツクモでは1万6000円程度で直せるのだ。


●ツクモの修理は安さが魅力 (図3)
安くて高性能なバッテリーと交換
メーカー純正品より3~4割安いにもかかわらず、性能が高いためバッテリー容量は3割増し

“再生部品”を使い、低価格で交換
メーカーでは液晶を丸ごと交換するため6~10万円かかるが、故障個所だけを直して出費を抑える

 では、なぜ修理料金をこれほど低価格に抑えられるのか。そのカラクリを説明しよう。

 まずバッテリーは、中に入っているリチウムイオンセルだけを交換することでコストを抑えている。実は、ノートのバッテリーパックはメーカーや機種によって外見は異なるが、中身はどれも同じ。単3形乾電池のようなリチウムイオンセルと制御基板で構成されている(図4)。セルは汎用部品なので、交換ができるのだ(図5、図6)。しかも比較的新しく高性能なセルを使うためバッテリー容量が3割増しになり、持続時間も向上する。

●バッテリーの中身を交換
図4 ノートパソコン用のバッテリーパックにはリチウムイオンセルを使っていることが多い。バッテリーの中身のセルを交換することで出費を抑えられる

図5、図6 バッテリーパックは通常、プラスチック製ケースにリチウムイオンセルと制御回路が入っている。これを解体して、セルを交換する

 修理は、リチウムイオンセルのバッテリーを使ったノートパソコンならほとんどの機種で可能だ。ただし、制御基板が原因で故障している場合は対応できない。なお、修理は3週間ほどかかる。

 ノートの液晶ディスプレイの修理についても、カラクリがある。メーカーに修理を出した場合は液晶のバックライトが切れただけでも、液晶パネルも合わせて丸ごと交換することが多い。その場合、修理費用は6万円~10万円はかかる。一方ツクモでは、バックライトのみ交換するため2万5000円程度で済むのだ(図7)。

●液晶はクリーンルームで修理
図7 ノートパソコンの液晶ディスプレイは、バックライトの交換、パネルの交換とも、細かいホコリが入らないようにクリーンルームで修理作業をする

 液晶パネルの破損で交換する場合も、3万5000円~4万円と比較的安い。パネルは、メーカー純正品と同等ながらも再生部品を使うことでコストを抑えている。ただし、対応できるのは10.4型から15型までのXGA(解像度1024×768ドット)ディスプレイと、15型ワイド液晶のみで、機種が限られている。例えば、NECの「LaVie LL900/1」やソニーの「VAIOノート PCG-Z1V」など。松下電器産業の「Let's note」やアップルコンピュータの「iBook」シリーズでは利用できない。なお修理期間は、バッテリーと同様3週間程度だ。

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