総 論

どうしてパソコンの修理料金は高いのか?


 パソコンが起動しなくなったので修理に出したら、4万5000円もかかった――。なぜパソコンの修理料金は、こんなにも高いのか。故障したのは3年前に購入した大手メーカー製デスクトップパソコン。交換した部品は80ギガバイトのハードディスクだけだ。現在店頭で同じ容量のハードディスクは、1万1000円で買える。実に4倍の値段だ。

 修理料金が高いのはハードディスクだけではない。図1と図2は、パソコンの部品ごとの修理料金(NECと富士通の修理料金を基に、編集部で試算した価格)。ノートとデスクトップで、それぞれ故障しやすい部品の順位も示した。一般に壊れやすいのは、ハードディスクのほか、マザーボードやCD/DVD(光磁気ディスク)ドライブで、通常1回の修理で4万~6万円はかかってしまう。液晶ディスプレイが壊れた場合には、最悪10万円もの出費を覚悟しなければならない。

●ノートパソコンの修理料金
図1 ノートパソコンの部品別修理料金。故障の多さを順位で示した。ノートで最も多いのが、マザーボードの故障。基板上のチップが不具合を起こすという。マザーボードを丸ごと交換するため、修理料金は最大8万5000円と高額になる

●デスクトップパソコンの修理料金
図2 デスクトップパソコンの部品別修理料金。故障の多さで順位を示した。デスクトップではハードディスクの故障が一番多い。購入後2~3年目が、一番故障する確率が高いとのこと

 自分のパソコンの修理料金がいくらかかるか。正確な金額は、実際に修理を依頼して、見積もりを出してもらうまではわからない。ただしメーカーによっては、ウェブサイトで機種ごとの概算が出せる場合がある。例えばソニーが2003年に発売した「バイオノート PCG-GRT99/P」の場合は、ハードディスクが6万7000円、液晶ディスプレイは10万2000円……という具合だ。(http://vcl.vaio.sony.co.jp/を参照)

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