さて、恒例の日本のケータイ「どれがいい?」

 礼拝が始まるまで時間があったので、チュンさん、タマさんに日本の特徴的なケータイ6台を見せて感想を聞いてみた。「日本のケータイなんですけど、どれが好きですか?」。チュンさんには一通り機能の説明を求められ、V902Tはナビゲーションシステムが乗ってて、V803Tはミュージックケータイで、V702NKはスマートフォンで……などと、圏外でつながらないネット状況に汗をかきかき奮闘していると、突然「僕はこれだ!」とM1000をいじりだした。日本語の堪能な彼は、操作もスイスイ。ネットにはつながらないけどね。

 「ちょっと大きいからM1000は電話としては持ち歩きにくいでしょ」と水を差してみると、「僕はポケットブカブカだから、持ち運びに問題はないよ」とのこと。ええ、スマートですもんね、チュン先生は。iPod nanoをポケットに入れたら折ってしまいそうな私とは体格が違いますよね。

 V803Tで『世界でひとつだけの花』を鳴り響かせたら、ケータイの機能よりも「その歌いい!CDが欲しい!」の方に話題がブレちゃいました。だからケータイで聞けばいいのに……ミュージックプレーヤー機能は不要? あっ、確かに通勤がバイクじゃ聞けないもんね……。

 さっきからずーっと下を向いてV703SH“だけ”をいじりまわしていたタマちゃんは、「これ、色が黄緑じゃなかったらいいのにねぇ~」と残念そう。じゃ、何色ならいいの?「……ピンク」。そうですかそうですか。オレンジ色ならあるんですけどね。そっち持ってくれば良かったかなあ。また「NOKIA3120は、ベトナムでも人気だよ。安いから」と教えてくれた。

 小さいのが主流なのがベトナムケータイ事情かと思いきや、値段の問題さえなければ、機能やデザインも重視してるところが、日本のイマドキの若者と同じなので、妙に納得。

6台を並べて、使い勝手やデザインをチェックする、チュンさんとタマさん V703SHがピンクバージョンもあったら、タマさんは、買いたいそうです

カオダイ寺院とケータイたちの記念撮影。圏外なのが悲しい


カラフルな衣装をまとった導師たちが祈りを捧げる

 正午を回ると鐘が鳴り、いよいよ昼の祈祷(きとう)が始まる。音楽と共にしずしずと導師たちがカラフルな衣装で入場してきた。音楽は中東風とも中国風とも言える、不思議な音色を生演奏。赤・青・黄の導師達の後から、白いアオザイの信者が続く。真ん中は通ってはいけない神聖な場所のようだ。

 そのうちきちんと整列して正座し、イスラム教徒のように祈り始めた。私は2階の観光客席からそれを見る。もちろ、ケータイはすべてマナーモードにしておいたので圏外でなくなったとしても安心だが、ご祈祷が長くなりそうなので早々に失礼することにした。

龍の巻きついたピンクの柱で青い空(天井)を支えている 装飾過多じゃないかと思うくらい豪勢な内部

壁に並ぶ三角の聖眼。写真撮影はいいけど“人”と一緒に撮ってはいけないと言われた。なぜかケータイと一緒の撮影もNGでした(残念、でもどうして?) 2階席で祈祷を見学する観光客はヨーロッパ・アメリカ人ばかり

一番ご高齢で偉い僧侶の方らしき人から入場。最初、赤・青・黄の僧侶は先を譲り合っていたようだ(画像をクリックすると動画が見られます。AVI:12.6MB) 僧侶の後に続いて入場し、整列している一般信者の方々(画像をクリックすると動画が見られます。AVI:10.0MB)

二階の演奏席。胡弓(こきゅう)のような楽器や歌も入り、かなり豪華な生演奏(画像をクリックすると動画が見られます。AVI:10.4MB)


ここがベトナムの“大人の隠れ家”レストラン?

 すっかりお腹がすいてしまった。チュンさんが予約してくれたレストランへ行く。ここは昔の豪族の家を改修して作られた、住宅街の中にひっそりと建つ、隠れ家のような店。出てくる料理は皆、味が上品で辛すぎず、こしょうが効いていて旨い。

マッシュルームと空芯菜とトマトの焼きそばと、タロ芋の炒め物

えびのすり身を贅沢に揚げたもの。甘酸っぱいたれにつけて食べる 揚げ春巻きを香草と一緒に食べる

もちろんフォー(ベトナム米麺)も 家を改修して作られた店内には2階がある

庭もすばらしい。ランが吊るされて栽培されている。蒸し暑いからね

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