あれっ、ホテルはどこ?荷物がホテルに持ち込めない!?

 無事シンガポールに到着し、人の流れに逆らわずに入国審査を済ませ、一目散に荷物のターンテーブルへ。私のスーツケースを探す。大事なケータイたちがその中に入っているのだ。

 スーツケースを引き上げると、さっそくケータイをチェック。(大丈夫、ホッ)これで一安心。さて、ホテルはどこかな。私はインターネットで予約しておいたトランジットホテルを探し始めた。でもぜんぜん表示がない。

シンガポール空港の入国審査ゲート。このときはまだ、その後の事態など知る由もなく通過

 「あのう、トランジットホテルはどこでしょうか」。シンガポール航空の日本人の客室乗務員を見つけて尋ねてみた。すると「えっ……あっちですよ」と指差す方を見れば、さっきの入国審査のゲートがある。

 ガーン!私はトランジットホテルに泊まって、シンガポールに入国しないでそのままベトナムへ行く予定だったのだ。それなのに、荷物を受け取りたい一心でそれを忘れてシンガポールに入国しちゃったのだ。トランジットホテルにたどり着くには、出国審査のゲートを通り、中に入りなおさなければならない。深夜だというのにああもう、何をやってるんだ、私。

 ボーゼンとしている私に、客室乗務員のお姉さん達は入国ゲートをさかのぼって中に入れないかと入国審査官に交渉を始めてくれた。10分の交渉ののち「スーツケースはこのままベトナムへ送られるけど、あなただけなら中に戻ってもいいでしょう」ということになった。

 「今ちょっと、スーツケースの中身を出してもいいですか?」と尋ねるとOKの返事。それならこちらも異存なし!シンガポールの入国審査官のおじさん、ブラボー。なんて優しいんだ。帰り際に「明日、ちゃんとカウンターで荷物をベトナムで受け取る手続きをするのを忘れないでね」と念をおしてくれた、客室乗務員のお姉さま。あなたの助言の大切さの意味が、後になってようやく分かった私をしかってください……。それと読者の皆様、お世話になった方々の写真を撮る余裕もないほど、混乱していた私を許してくださいませ(おいしいネタだったのにね~)。

こんなにでっかく表示されているトランジットホテルの案内板。しかもシンガポールにいるというのに日本語表示。ゲートを出なければ迷うことはない トランジットホテルフロント。やっとたどりついた……

トランジットホテル部屋内。息子はもうバタンキュー。君のあどけなさのおかげでたぶん、みんなが助けてくれたんだと思う。ありがとう

 先ほどのどさくさの合間に、私はスーツケースからすべてのケータイと充電器を抜き取るのを忘れなかった。やはりスーツケースになんか入れておけない。旅に同行する息子の着替えとケータイを、情けなく布袋に押し込んで、サンタクロースみたいに袋を担いでホテルにチェックインしたときには、もう明け方近かった。それでもケータイたちを一つひとつ取り出しては、「STARHUB」や「SingTel」などと表示される画面をみて、フフフと笑いが止まらなかった。ここはもうシンガポールなのだ。空港の中だけど。とにかく私の手の中にケータイはある。良かった良かった。

「N900iG」と「V903SH」に表示された、シンガポールの通信事業者名。コレを見ないとシンガポールに着たんだという実感が湧かないのだ 「NOKIA3120」に入れた「auICカード」も無事、SingTelの電波をキャッチ。おめでとう!

空港内のちょっと別な場所で、「SGP-M1-3GSM」という電波もキャッチ N900iGで「週刊iモード」にアクセスすると、海外バージョンになっていた。パケット代有料だって!

Vodafone Live!もサクサク閲覧できました(パチパチ)。当たり前か

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