トレンサップ湖の湖畔、インスタント写真で国際交流

 続いて琵琶湖の約10倍の広さがあるというトレンサップ湖に向かう。ガイドさんによれば、多くの観光客がくる場所だが、そこに生活する人もたくさんいるので、湖畔に住む人の生活を見られるだろうとのこと。ワクワクしながら湖へ1時間のドライブを楽しむ。

行く途中で見た結婚披露宴の様子。イスカバーがかわいい トレンサップ湖畔の村。寺院もあり観光客を当て込んだ屋台も連なる

魚を焼く女性。ここの人たちの服装をみる限り、今までで一番貧しいように見える 学校帰りの少年

お菓子を売る女性 これがトレンサップ湖。待っていれば観光船に乗り湖の沖へと行くこともできる

ぜんぜん船の出る気配はない。やはりツアーでこないとダメみたい 魚を捕る青年

 湖畔に着くと、寺院もあり、バスの駐車場なども整備され、観光地らしく屋台が並んでいた。ぶらぶら歩きながら湖畔に近づくと、観光船が並んでいる。ツアー客などが訪れるのを待っているようだ。私と息子だけの一行では出してくれそうもない。しかも、ここで持ってきた日本のケータイを見せて「どうですか?」なんて聞ける雰囲気ではない。誰もケータイなんて持ってないのだ。

 ふと見ると、息子に一人の少女が近づいてくる。「どっからきたの?」と息子に話しかけて、すぐ友達になってしまった。息子はその女の子を、持っていたミニポラロイドi-Zone(既に息子のおもちゃと化していた)で撮影して、出来上がった写真をあげた。すると事態は一変!大勢の子供たちが集まってきたのだ。

 せっかくなので、持っていた「N900iG」で撮影し、チェキプリってあげるとこれも大喜び。みんな写真撮影されることには慣れているが、写真をもらったことはあまりないのだ。フィルムのある限り、みんなを撮影することにした。子供らしく、愛らしく、かわいい!

「どっからきたの?」と息子に近づく女の子。子供は言葉を超えて会話する 息子がミニポラロイド写真をプレゼントすると大喜び!

おすまし顔の少年。N900iGで撮影中 その場でチェキプリってあげた

「その写真持ってるとこ、撮っていい?」「いいよ」 チビちゃんたちは順番争い。「私も私も!私が先なの!」お姉さんになるほど服装がきちんとしてくる。小学校の帰りだそうだ

「あのね、私はまだ撮ってないの」うるうる目で懇願されたら…… 怪しい日本人の行動(えっ、私?)に子供たちの親も乱入。ガイドさんが説明してくれたので安心してくれたようだ

「ミニポラロイドはもらったけど、チェキプリはまだなの」 「次はゼッタイ私だからねー!」じゃないと泣いちゃう……という顔

「僕らも撮ってよ!」元気な小学生 「あなたはもう撮ったでしょ」「もう一回だけ!」

順番待ちの子供たち 少し大きなこの子はみんなの兄貴分

「はい、どうぞ」「マダム、私も撮って!」 順番まだかなぁ

「うふふ♪」うれしそうに母に見せに行く少女 「ボクが先に友達になったんだからな」と言っている6歳の男の子。細くて小さいが頭がいい。青い帽子の息子(4歳)は、なぜだかみんなの人気者に。「4歳なら私より小さいから面倒みてあげる」といった女の子は息子の頭ひとつ分、背の低い小さな子だった

「記念撮影しよー!」と言ったら、みんな集まってくれた

「マダム、オークン(おばちゃん、ありがとう)」こんな顔でお礼言われたら……抱きしめちゃった 突然のスコール。あわてて車へ戻る。みんな、チュムリアップリア(さよなら)


また来るぞ、カンボジア

 ホテルに戻り、荷物を整理した後、ホテルのレストランで休憩。もっと長くここにいたいけど、ベトナムを経由し、シンガポールへと向かわなければならない。カンボジアは誰もが子供に親切で、子供をとっても大事にしている国という印象を受けた。今の親世代は苦しい子供時代を過ごしたはず。だからこそ、自分の家族を、国の子供たちを、大事にしているのだと思う。

 師を戦争で失った石工。親を殺された宿敵であるはずのクメール・ルージュに育てられたアキラ氏。遺跡で絵葉書を売り学費に当てる子供たち。湖畔で生活するやせた小さな子供たち。そして今、その子供たちが独り立ちするべく、語学を見につけ、将来に希望を持つことは、本当に大事なことだ。それを支援している日本の団体がたくさんいることを、誇らしく思う。またこの地に息子と来て、この子たちと遊びたい。必ず、ここに帰って来るぞ!

 後ろ髪を引かれる思いで、空港へと向かった。これですんなり帰国できればいいのだけれど。ベトナム経由でシンガポールに入国した私が出会ったのは、タクシーに搭載された最新のカーナビゲーションシステムや、様々なケータイたち。そして夜の闇に潜む赤い目との遭遇! 禁煙天国(いや地獄?)シンガポール編も、お楽しみに!

ホテルでアンニュイな気分。また会いたいな、あの子たちに…… V803Tでこんなの聞いてみたりして。いい音なんだな、これが

空港の無料ネットカフェ。日本人と韓国人ばかり 同じ飛行機に乗る人たち。時間が遅れるのはいつものことさ

NEXTベトナム~シンガポール、そして日本へ