成田空港は「RADIDEN」で快適ラジオライフ
総勢12台のケータイとチャンギ空港探索

 ホーチミンに友人がいることもあり、一度は行ってみたいと思っていた国・ベトナム。前回トルコに行く前に、本誌編集部のS氏に、「今度はベトナムに行くかもしれないんですよ」と話したことがあった。「ふむふむ、ベトナムかぁ、いいね!ホーチミンからならアンコールワットも近いし。またケータイ持ってって書いてみる?」と雑談交じりに言われたのを覚えてる。しかし、トルコから帰国してすぐS氏に「次はアンコールワットね」とサラリと言われて、ハタと気がついいた。アンコールワット遺跡はベトナムじゃなくて、カンボジアにあるんですけど。つまりですね、別の国なんですけど……。(でも、日本より近いでしょ?――編集部・S)


注目のau「グローバルエキスパート」をカンボジアで試すぞ!

 しかもカンボジアは、NTTドコモの国際ローミングサービスS「WORLD WING」のサービスエリア内とはいえ、パケット通信には対応してないし、事業社もMOBITELの1社のみ。通話はCamGSM経由でできるが、ボーダフォンの「グローバルSMS」も範囲外だ。うーん。遺跡と最新ケータイのコントラストが目に浮かぶ。でも「FOMA M1000」が使えないわけだし……。

 そんな折、9月14日にauの新しい国際ローミングサービス「グローバルエキスパート」がスタートした。エリアマップを見ると、ドコモやボーダフォンが1社ずつしか対応してないのに比べ、MOBITEL、Samart、Shinawatraの3社も対応しているではないか。ほほう、これはちょっと面白いなあ。

 早速、KDDI広報部のI氏に問い合わせると、au ICカード対応の「W32H」を貸し出してくれるという。しかも、auがグローバルエキスパートで利用を推奨しているGSM端末「NOKIA3120」も、NOKIA広報部のUさんが手配してくださるという。これは、行くっきゃないでしょ。

 I氏曰く「たぶんカンボジアでグローバルエキスパートサービスが使われるのは初めてじゃないかと思います」とのこと。どのくらい使えるか、しっかり試してみたいじゃないの!

 行くとなれば、ありったけの最新ケータイを借りまくり、ベトナムの友人たちに日本のケータイを見せながらインタビューしたいところだなぁ。そうそう、どうせなら空路をシンガポール経由にして、世界に名立たるチャンギ空港のネット環境も体験しておきたいし。あはは、なんだかワクワクしてきたぞ。それじゃあ、行っちゃおうかな。シンガポール乗り継ぎでベトナム経由のカンボジア!アンコールワット遺跡を訪ねる旅へ。


借りた端末8台、自前4台の合計12台を抱えていざ!

 そんなこんなでキャリアの皆さんのご協力を得て、借りまくった端末はなんと8台。これに手持ちのケータイ4台が加わり、全部で端末は12台。さらにチェキプリンターポラロイドカメラi-zoneなどのデジタルギアを持って行くことにした。

 それにしても12台のケータイを、1つしか持ってない変圧器につないで充電する様子は、はっきりいって尋常じゃありません。黒いコードの束が文字通りタコの足のように不気味に広がり、「時限発火装置?!」と思われても仕方がない様相を醸し出しています。これを持っていくのか……。本当に大丈夫なんでしょうか? 飛行機に乗れるんでしょうか?

ずらり並んだGSMデュアル端末達。左下から、「NOKIA6600」「V902T」「N900iG「NOKIA3120」「W32H」。左上から、「M1000」「V703SH」「RADIDEN」「V803T」「V702NK」「V802SH」。最上段左から、「チェキプリ」「iPod nano」「ポラロイドi-Zone」。写真に写っていないが、「V903SH」も持っていくことにした


成田空港第一ターミナルを「RADIDEN」「M1000」と歩く

 出発日、京成電車に揺られつつNTTドコモ「RADIDEN」でFMを聴く。感度は良好だ。小一時間電車内でFMを聴きながら、端末を180度ひっくり返し、裏側の“ケータイ面”で出発前にメールを打つ。これはなかなか使えそうだ。終点で降りれば、そこは成田第一ターミナル。早速カートに荷物を乗せ、さっさとチェックインすることにした。

 さて、一つ問題がある。私はいつも旅行中、ケータイたちを肌身離さず持ち歩くのが信条だが、さすがに今回は躊躇(ちゅうちょ)した。本来の手順を踏むなら携帯電話は手荷物に入れるべきだが、どう考えてもケータイ12台の機内への持ち込みは怪し過ぎる。出入国のセキュリティチェックで引っかかること間違いなしだ。しかもベトナムは携帯電話の持ち込みを制限しているとも聞く。うーん。悩んだ末、3台だけ手荷物の中に入れることに。あとは厳重にパッキングし、タコ足配線の充電器とともにスーツケースへ放り込んだ。

 これからシンガポール経由でベトナムへ向かうわけだが、スーツケースに大事なケータイたちを忍ばせているので、カウンターのお姉さんに「荷物はホーチミン受け取りでいいですか?」と聞かれたときは、あせって「いいえ、シンガポールで受け取ります」と返答した。実はこのせいであとでとんでもないハメになるのだが……。このときは旅への期待で胸がいっぱい。あんな“トラブル”が起こるとは露ほども思わなかった。

 結局、手元に残したケータイは「N900iG」「M1000」「RADIDEN」のドコモ3台。出発まで“この子たち”と一緒に、成田第一ターミナルをのんびり散策することにした。時間があったので1階の携帯電話レンタルショップものぞいてみる。最近は3Gケータイが安く手に入ることもあり、あまりレンタルする人はいない模様。閑散としている。

第一ターミナル1階にあるVodafoneショップ こちらはテレコムスクゥエアのレンタルショップ

 一気に5階まで上がってみると、なんだか随分レストランの数が増えているようだ。第二ターミナルは味の割に高くて混んでいる店が多いように思うが、第一ターミナルはすごい。なんと回転寿司まである。去年できたんだそうだ。

5階の見学デッキ近くには、様々な飲食店が並ぶ。海鮮三崎港回転寿司屋は飛行機の離発着を眺めながら食事できてオススメ。夜だったので夜景がきれいだった

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