帰国を告げたらお別れパーティのバーベキュー三昧!

 帰国を前に、友人知人がこぞってバーベキューに誘ってくれた。最終日はゆっくり荷造りして……なんてトルコじゃ無理難題。みんながいろいろ世話を焼いてくれる。その人情が本当に温かくてうれしい。だけど、荷造りを30分で済ませなければいけないはめに(T_T;)。

 ということで、カイセリ郊外、エルジェス山近くのヒサルジックにある知人の夏の別荘に出かけた。ここヒサルジックは冬は雪に閉ざされるため、夏だけ利用するのだとか。庭は果樹園と畑になっていて、食べ物であふれている美しい別荘だった。

郊外だが、電波はばっちり届く。知人曰く「エルジェス山が電波を届けてくれるのさ」だって。チャイを片手に眺めるエルジェス山は、本当に美しい。富士山のように整った形が日本人には親しみを覚える

別荘の持ち主とツー・ショット。「ここから見るエルジェス山は最高だろう」 庭の果物カイセ(あんずの一種)を摘んできては食べていたSIMGEちゃん(5歳)

バーベキューは男性の仕事。私がチャイでくつろいでいる間に、庭でせっせと肉を焼いてくださった 羊の細切れに塩をふって焼いただけ。なのにどうしてこんなにおいしいの!M1000君たちも、かおりに誘われて……

ヒサルジックの夕暮れ。後方にそびえ立つのがカイセリ市民の誇るエルジェス山

 冬は雪に埋もれてしまうけれど、夏は涼しく快適なエルジェス山裾野の町ヒサルジック。特別な目玉がないので、観光客が来ることはほとんどないだろう。でもカイセリ市内から車で30分でこんな別世界がある。それがトルコの懐の深さなんだと思う。

18歳の女子高生にフラれちゃったM1000君、ショック!?

 さぁ、翌日も朝から誘われてピクニックへ。車で20分ほどの「gesi(ゲシ)」という場所に到着。ここにはなにやら不思議なものが見える。ガイドブックでもあまり紹介されていない、「鳩の巣(Bird aviaries)」という遺跡のある場所だ。

 この煙突のようなものはどうも空気孔らしく、地下には倉庫があるということだが、何も整備されていないため、中を見ることはできなかった。看板もないのでどのくらい前から建っているのかも不明だが、カッパドキアのウチヒサルのように、鳥のふんを集めてぶどうを作っていた形跡があるため、同じ時代に建てられたものである可能性が高い。つまりかなり古い遺跡であると言える。

なんだこれは、煙突…?住宅街からちょっと入っただけの場所なのに、異様な風景。貴重な遺跡なのに保存はまったくされてない。そのまま放置されている(左上の最初の画像をクリックすると動画が見られます。AVI・8.29MB)

 ピクニックと言えば水をくんで火をおこして……とやることがいっぱいあるわけだが、これは男性の仕事。女性は火がおきるまで、座って編み物でもしながら優雅に待つものらしい。

 そこで、一緒に来たGAMZEちゃん(18歳)に直撃インタビュー! M1000と902SH、どちらがお好み? と差し出してみた。「私は自分のケータイが気に入ってるから。これ見て」と、「NOKIA 2600」を取り出した。カメラはないけど、これで十分とのこと。そうなんだよね、「事足りている」という感覚は大切だ。そうじゃないと、いつまでもデジタルギアを追っかけて、いつまでたっても満足できないのかもしれない。M1000君で私は満足しているのかな……?と自問自答しつつ、いよいよバーベキュー開始だ。

レース編みをしながら火がおこるのを待つのが、トルコのアンネ(お母さん)のたしなみ。気が遠くなるほど細かい作業! 「私はこのNOKIA 2600で満足なの」と女子高生GAMZEちゃん。フラれちゃったね、M1000君

 バーベキューでは肉も焼いたけど、それとは別に石のかまどを作って野菜も焼いた。なすを丸ごと焼いて皮をむいたサラダは日本の「焼きなす」そのものだ。しょうゆはかけないけど、塩味で結構うまい。トマトやししとうも焼く。トマトはヘタを抜きそこに塩を詰める。焼けて塩が溶けたら食べ時だ。

 トルコ人は「肉好き」というイメージだが実際は野菜をたくさん食べる。ロカンタ(食堂)などで外食ばかりしていると分からないが、一般家庭の野菜の消費量は相当なものだ。

なすやトマト、ししとうを即席の石のかまどで焼く。肉は火力の強いバーベキューコンロで焼いたが、野菜ならこの程度で十分。あとでチャイ(トルコ紅茶)もここで沸かした

イスタンブールで迷子になりつつ帰途へ~さようならTURKYE!

 すばらしいランチを堪能したあと、帰途へ。カイセリ市内にそびえたつヒルトンホテルを横目に、カイセリ空港へ。以前はこの空港でパスポートコントロール(出国審査)ができたのだが、現在はイスタンブールで厳重な審査を受ける決まりになっている。そのため手荷物検査を受けたあとは、即、機内へ。名残を惜しむ暇もないくらいスムーズだった。

車で20分も戻れば、こんなに近代的な町並みが。奥の建物がカイセリヒルトン カイセリ空港。軍用のため内部の撮影は禁止されている

カイセリ―イスタンブル間のフライト中に出る軽食。左下の四角いパックはミネラルウォーター。冷たくて美味

 イスタンブールで降り立つと、一度外に出て国際線乗り場まで歩かなくてはならない。しかも、迷いつつやっとたどり着いたパスポートコントロールは大混雑!ぎゅうぎゅう詰めで暴動でも起きるんじゃないかとヒヤヒヤしながら(実際、あまりの暑さと係員の要領の悪さにヤジが飛んだりして、少々怖かった(;_;))1時間も並んでやっと出国ロビーへ入ることができた。

この看板が国際線乗り換えのゲートへの目印 ここは入国ロビー。間違えてきちゃいました

搭乗口近くにあるSAMSUNGの宣伝ディスプレイ。結構人が覗き込んでいた 唯一の直行便であるトルコ航空(JALとのシェア便)で成田まで12時間のフライト

ケータイを見せて仲良くなった多くの方、ありがとう!

 12時間のフライトを快適に過ごすための必需品、フットハンガーを座席前にひっかけて、機内で配られるスリッパに履き替え、足をハンガーに載せる。首に空気まくらを挟んだらリラックスして成田到着を待つばかりだ。

 12時間が長いか短いかは人それぞれだが、私はいつも名残惜しいくらいあっという間に感じてしまう。ふと見ると、足元には愛用のカバンに入った私のケータイ達の姿。機内はもちろん、海岸でも洞窟(どうくつ)でも、寝るときも食べるときもトイレまで、どこへ行くにもこのケータイ達と一緒だったこの一カ月。夢のように楽しく過ごせたのも、このケータイ達と一緒にいたおかげだ。このケータイを見せて、それをきっかけに仲良くなった人が、どれほどいたことか!

これが噂のフットハンガー。遠距離のフライトには欠かせない私の必需品。前座席にひっかけて使用する。足を高い位置に固定できるので、ふくらはぎがむくまず、快適。でも、ものめずらしいのか機内で注目されてちょっとはずかしい(もしかして、おばさんグッズ?) 愛用のかばんに潜む、私の愛しいケータイ達。おつかれさま!

 ケータイ文化は世界共通。言葉は通じなくてもケータイの良さは通じる! 電波状況も最高に良かったしね。だからトルコ大好き!

 世界遺産や大自然を背景にケータイと駆け抜けた一カ月に及ぶ私の旅もこれでおしまい。ここまで読んでくださって、本当にどうもありがとう!またいつか、最新機種のケータイと共に、どこかでお目にかかれたらいいなぁ!Gorusruz(またね)!

 ……ピロピロピロ……あっ、編集部のSさんから電話だ。「Sさん、ただいま帰国しました。ケータイ達も無事ですよ、ハイ。えっ?えーっ、ほんとに?いやー、うはー……」

 今度はアンコールワット遺跡へ飛べですって!?
(飛んでください。乞うご期待! 編集部・S)

 【おまけ】

 帰国後、恐る恐る届いていた7月分のDocomoの明細表を開く。実はM1000はNTTドコモからお借りしたものだが、入っていたFOMAカードは「青」。青のFOMAカードは国際通話や通信ができない。「そうですか……国外へは“自腹”で持ってけってことですね……」と卑屈になりつつ、旅立つ直前に私のメーンケータイのFOMAカードで「mopera-U」に加入し、ついでに「FOMAプラン150」に引き上げておいた。それが功を奏したようで、請求額は予算以下で済んだ。6月から国際サービスも無料通信分が適用されるようになったのが効いてる!

「FOMAプラン150」にしておいたのが勝因か!でもこれは7月分だけ。8月の請求書が届くのが怖い~!8月の方が遠慮なしに使っちゃったのよね……

 ちなみに「N901iG」は、「緑」のFOMAカードだったのでそのまま使用させていただいた。またボーダフォンからお借りした「902SH」も、着メロまでダウンロードする傍若無人ぶり。ドコモさん、ボーダフォンさん、本当にどうもありがとうございました!