アンタリアの町の至る所にケータイ・ショップが

 浜辺を見ていると、すごく田舎にいるような錯覚を起こすかもしれないが、ここはアンタリア。トルコの大都市なのである。ヨーロッパ人が憧れるリゾート地なのだ。ディスコもあれば、映画館もある。トラムウェイ(路面電車)はもちろん、飛行場だって町の中にあるのだ。デパートも夜までにぎやかだ。

 私もビーチから戻り、シャワーを浴びてさっぱりした後、町へ出かけることにした。暗くなるのが8時過ぎというトルコでは、夜の9時、10時くらいはまだ序の口。車で5分、町へ繰り出せば、「まるで渋谷?」と思うような混雑ぶりだった。

アンタリアのマクドナルド。トルキッシュなメニューも。デザートのぶどうは、皮だけでなく種までいただきます 商業ビル内にある、巨大なマーケット・ミグロス。食品・衣類・雑貨となんでもそろう(画像をクリックすると動画が見られます。AVI:10.6MB)
公園にある喫茶店。ビール(BIRA)もオレンジジュース(PORTAKAL SUYU)も同じ3YTL(245円)。「ネスカフェ」に対抗して「ネスティ」もある。トルコらしくアイラン(AYRAN・塩味ヨーグルトドリンク)も。慣れるとこれ、うまいのだ!

 町を散策しながらのウインドーショッピングも楽しい。至る所に携帯電話ショップがあるのは日本以上かも。電気製品は日本よりも高額だが、ケータイを持っていない大人はいないといっていいくらい普及率は高い。もちろんスカーフをしたムスリムの女性もカバンの中に隠し(?)持っているし、中学生くらいの子供も親のお古を使っていたりする。中古市場も活発で、修理屋もたくさん見かけた。

 冷やかしでカメラ屋に入ると、私が持っていたカシオ計算機の「EXILIM EX-S500」や「EXILIM EX-P505」を指差し、「ネカダル?(いくらだった?)」とか「どこのメーカー?」など、店主に尋ねられた。特にP505は形が面白いのか、しきりに感心していた。新しモノ好きのトルコ人。カシオのデジタルカメラがトルコで大人気になる日も近いかも?

130万画素のカメラ、MP3搭載のNOKIA 6230iが599YTL(約4万8943円)比較的良心的なお店。もちろん新品 ピ、ピカチュウ? そういえばアニメの「ベイブレード」も流行っていた。ケータイグッズもいろいろそろっている
これはソニー・エリクソンの802SEだね!
カメラも日本同様コンパクトデジタルカメラが主流。なぜこんな古いコダックのカメラが飾られているのかはナゾ!?
アンタリアの1YTL(81円)ショップ(つまり100円ショップのようなもの)は大混雑。私もトカ(髪飾り)や子供のおもちゃ、化粧品などを買い込んだ 近代的な街中に古風なバザールもある。日本の国旗も。日本人歓迎という意味らしい

ATMでお金を引き出そうとしたら…えっ、爆弾!?

 先日、移動の車中で給料を引き出し用口座に振り込んでおいたので(前回の「憧れの地中海へ、 道中山道もモバイル全開!」参照)、早速お小遣いを街中のATM(現金自動預け払い機)で引き出そう。カードを入れて、暗証番号を押して……「HOSGELDINIZ!KYOKO HIRATO」と表示されたら大成功。あとは金額を入力してと……ん? 誰、 肩をたたくのは? 今お金をおろしてるんだから待ってよ……、えっ、あんた誰? ポ、ポリス!!

ATMで日本の銀行口座からお金を引き出そうとしたところ。「HOSGELDINIZ!」は「いらっしゃいませ」の意味

 何とATMでお金を引き出そうとしている最中、警察官が私の肩をたたくではないか。これは人のカードじゃないです。悪いことなんかしてないし、怪しい者でもありません。パスポートもM1000も持ってます(意味不明)……という気持ちをトルコ語で伝えようとモゴモゴしていると、その警察官は怖い顔で足元の買い物袋を指差し「ボム!ボム!」というのだ。

 ボム……ば、爆弾!! 恐怖に足がすくんだが、ATMにカードが入ったまま立ち去るわけにはいかない。必死にキャンセルボタンを連打し、やっと出てきたカードを手にしてその場を離れる。よく見ると周りに警察官がたくさん集まり、人々を誘導してその道端に置かれた買い物袋から遠ざけていた。

 ところが警察官の険しい形相に比べ、通行人は「またか…」という表情。どうもトルコでは、不審な忘れ物があるとすぐ「ボム」扱いするみたい。で、結局爆弾が爆発するのを見ることはありませんでした。ああ、良かった。私がボムで怪我したら、ドコモさんにM1000を返却できなくなっちゃうもの(そういう問題だろうか?)。

写真では分かりにくいが、銀行から人を遠ざけている警察官。ATM真下に不審な買い物袋が置いてあった。ボムと知ってか知らずか、平和にいちゃいちゃするカップルもいるけど、ちょっと緊張した空気が流れる。そんななか、写真をこっそり撮る私。好奇心。不謹慎?

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