「感動ケータイ」を掲げるKDDI、沖縄セルラーのauが、2005年の“夏ケータイ”でもさらなる進化を遂げた。盛りだくさんの内容は、2000万契約突破で波に乗っている同社の勢いをそのまま表しているかのようだ。

 まずはボーダフォンの“専売特許”だったテレビ機能を、auもいよいよ搭載する。放送局と組んで視聴中の番組とEZwebの番組サイトを連携させるほか、放送中に流れている音楽を即座に検索、「着うた」やCD購入につなげるなど、FMラジオ機能搭載時にも見せた、放送と通信の融合サービスを一気に開花させようとしている。特に音楽サービスでは、スピーカーなどから流れてくる音をケータイに“聴かせて”、その曲名を検索(そして「着うた」やCDを購入)できるようにするという、「そこまでやるか」とも思える機能にも対応した。

 一方、auは時代の流れを敏感に察知するしたたかな一面ものぞかせる。それが同社の端末の特徴である「GPS」機能の強化だ。昨年末に起きた“誘拐事件”以降、GPSケータイに対する世間の注目は高まっている。それを受け、相手の位置確認や指定エリアを出た際に通知する機能を強化した。そこに我が身を、そして家族の身を守る「安心ケータイ」としてのポジションを強固なものにしようという同社の姿勢がうかがえる。そうした“身の安全”を柱にケータイの新たな役割を打ち出すauのアプローチは、NTTドコモが「901iSシリーズ」を全機種「おサイフケータイ」対応とし、新しい生活スタイルを浸透させようとしているのとは、スタンスが大きく異なっている。

 さらに復活した“Gショックケータイ”の「G'zOne TYPE-R」は、auが推進している魅力的な端末作り「デザインプロジェクト」と軌を一にする。カタチに、素材に、機能にこだわり抜いた一品は、4年という“空白の時間”を超えられるのか? 新たに始まる新サービスを解説しつつ、発売を目前に控えたこれらの新端末をこれからじっくり見ていくことにしよう。(島 徹)


【解説】新サービス満載!au「夏ケータイ」を完全理解!
ネット連携の「テレビ機能」を搭載し
GPSで“家族を守る”安心機能も強化!

【製品レビュー(1)】「G'zOne TYPE-R」(カシオ計算機)
復活まで4年の歳月を要した自信作
“格好良さ”ありきに秘められたこだわりの数々

【製品レビュー(2)】「W32SA」(三洋電機)
夏モデル唯一の“フルサービス”対応機
テレビもFMラジオも音楽プレーヤーもこれ1台!

【製品レビュー(3)】「A5512CA」(カシオ計算機)
シンプルで奇をてらわない“安心ケータイ”
89ccのコンパクトボディーで子供に持たせてもGOOD!

【製品レビュー(4)】「A5511T」(東芝)
テレビとカメラ搭載の“ハイコストパフォーマンスモデル”
優れたデザインかつシンプル操作のスマートモードを搭載

【製品レビュー(5)】「W31T」(東芝)
PCサイトもお手の物、この夏“ピカイチ”の実用端末
236万画素カメラ搭載で20mmのスリムボディーが魅力
【製品レビュー(6)】「W31CA」(カシオ計算機)New!
Webサイトも添付ファイルも閲覧可能!
AF対応の最高クラス320万画素カメラも搭載



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