フォルダの中にいくつもサブフォルダを作り、おまけに階層が複雑になっているという場合、フォルダを消さずにファイルだけをすべて削除すのはめんどうだ。

 検索機能でファイル名に「*」を指定して検索し、結果を整列してファイルとフォルダを分離し、ファイルだけをすべて選んで削除するという方法が考えられる。この方法では、リムーバブルメディアでない限り、ファイルは「ごみ箱」に移動されるので安全といえるが手間がかかる。  そこで、「コマンドプロンプト」を起動して「del」というコマンドでファイルだけを一発で削除してみよう。

 まずは、「コマンドプロンプト」を起動し、カレントディレクトリを目的のフォルダに移動する。「cd」コマンドで移動してもよいが、次のようにすると簡単に移動できる。

 目的のフォルダのあるドライブに移動する。例えば、Dドライブなら「D:」と入力して「Enter」キーを押す。次に、「cd」と入力し、続けて半角スペースを入力し、エクスプローラからそのフォルダをドラッグして「コマンドプロンプト」ウィンドウにドロップする。フォルダのフルパス名がコマンドラインに入力されるのを確認して「Enter」キーを押す。これで、カレントディレクトリを目的のフォルダに移すことができる。

 ここで、次のようなコマンドを実行すれば、すべてのファイルを一発で削除できる。半角スペースが3カ所入る点に注意されたい。

del * /s /q

 「/s」オプションですべてのサブディレクトリを対象とし、「/q」オプションで確認のメッセージを表示しない。

 このコマンドを実行した場合、ファイルは「ごみ箱」に移動されることなく、即刻削除となるので十分に確認をしてから実行していただきたい。特に、削除対象のフォルダを誤ると取り返しのつかないことになるので注意していただきたい。

 以上では、「del」コマンドを実行する上で、安全を期していただくために、わざわざ対象となるフォルダに移動して作業を行っていただいた。実は、カレントフォルダがどこであっても、対象となるフォルダを正しく指定できれば、次のコマンドでもよい。

del D:\temp * /s /q

対象とするフォルダが決まっているのなら、このような1行を記述したバッチファイルを作っておくとよいだろう。


検索結果を整列してファイルとフォルダを分離し、ファイルだけをすべて選んで削除する

エクスプローラからそのフォルダをドラッグして「コマンドプロンプト」ウィンドウにドロップする

カレントディレクトリを目的のフォルダに移したら、「del * /s /q」というコマンドを実行する

確認無しにファイルだけがすべて削除される