■ホワイトバランスは「オート」か「昼光」で
それでは、ライトアップされた夜桜の撮影について解説しましょう。
夜桜はかなり暗いところで撮影するので、まず三脚は必需品です。これで手ブレは防止できますが、やっかいなのが「ホワイトバランス」です。
桜のライトアップに使われている光源は、電球のような黄色っぽい色味をおびたタイプが多いようで、これが問題。人間の目が感じる以上に、写真は光の色の影響を受けてしまいます。自然な桜の色を撮るのは、なかなか難しいのです。
今回の撮影例では、ホワイトバランスをいろいろ変更して撮っています。写真1「オート」で撮った桜が、印象としては夜桜に近いかもしれません。でも、この桜はとても濃いピンクだったので、カメラに付いてる液晶モニターで見たときは、むしろ写真3の「昼光」の方が目で見た色に近い印象でした。マニュアルホワイトバランスのついた機種なら、光源の近くでホワイトバランスを取るとよいかもしれません。
また、夜桜とはいっても、薄暗いうちからライトアップが始まったら撮りドキです。ただし、空や白っぽいものがバックに入ると、桜よりも明るく目立ってしまうのが難点といえます。
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| ▲写真1 ホワイトバランスは「オート」。色補正しないで使うのなら、これが一番無難だと思います |
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| ▲写真2 ホワイトバランスは「電球」。桜のピンクが帳消しになってしまいました。実はこの桜、河津桜という、一足先に満開になるとても濃いピンクの、写真栄えする桜なのです。ソメイヨシノならこんな色味で良いかもしれません |
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| ▲写真3 ホワイトバランスは「太陽光」。電球の黄色っぽい色の影響をうけた色になってます |
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| ▲写真4 夜桜をバックに記念写真を撮るなら、フラッシュを使うことになります。そこでホワイトバランスは「フラッシュ」。シャッター速度は「スローシャッター」で撮ります | ▲写真5 スローシャッターでフラッシュを発光させることは、「スローシンクロ」といいます(きれいな夜景をバックに最高の記念写真を撮るを参照) |
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| ▲写真6 ホワイトバランス「オート」で撮影後に色補正しました。もともとが白っぽく写っていたせいか、色味を出すのはとても難しいのです |
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| ▲写真7 「太陽光」のホワイトバランスから色補正したもの。黄色っぽい色味を取ってやると、簡単によい感じになりました。他の写真と比べても、河津桜の色が自然に出ています |
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| ▲写真8 まだうっすら明るい時に始まったライトアップ。背景に注意すれば、桜は浮き上がって写せそう |
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| ▲写真9 こちらは河津桜のライトアップではなく、東京によくある薄いピンクの桜が、街灯で照らされたもの。かなり黄色がかっています | ▲写真10 写真9を色補正。黄色っぽい色を減らすには、黄色の反対色の青を増やすと、簡単に仕上がることがあります |


















