ホワイトボードの記録をデジタルカメラで撮影したら、直線のはずのホワイトボードの端がずいぶん丸みをおびて写っていた。そんな経験ありませんか?

 この原因は、撮影者の腕ではなく、デジカメが搭載しているレンズの性能にあります。直線が丸みをおびて写ってしまうことを歪曲収差とかディストレーション(distoration)と言います。
 もちろん、歪曲収差がないレンズほど良いレンズというわけです。

 歪曲収差はレンズの周辺部分になるほど、表れやすくなります。特にズームレンズは、歪曲収差が出やすいレンズです。

 歪曲収差には2種類あります。ワイド側では四角い物が樽型に写る「樽型歪曲」、逆に、テレ側では「糸巻型歪曲」がよく出ます。

 あなたのデジタルカメラのレンズは大丈夫?


樽型収差と糸巻型収差。黒い線が真四角です。真四角が赤い線のように写るのが樽型歪曲、青い線のように写るのが糸巻型歪曲

光学3倍ズームレンズのワイド端で撮影。ワイド側で歪曲収差が出るのはしかたないとしても、35mmフィルム換算で約36mmの焦点距離で、ここまで歪曲の激しいレンズは珍しいかも。建っていたのは、もちろん普通の四角いビルです…