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| ▲図1 赤丸で囲んだ部分に紫色の光の玉が出ています。山の稜線も白っぽくなっています |
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| ▲図2 ありがちな逆光の写真。強い光を印象づけるために、こんな光の輪をわざと作ったCGもありますよね | ▲図3 これもよく見ると、右上に虹色のにじみが出ています |
こういった、強い光によって写真が白っぽくなったり、光がにじんだりしたも
のを、「フレア」といいます。
カメラのレンズは、何枚かのレンズを組み合わせてひとつのレンズを構成しています。レンズはガラスやプラスチックなどで作られていますが、特殊な加工をしないと、こういったレンズの表面では、5%ぐらいの光が反射してしまうのだそうです。
強い光がレンズに入ってくると、それぞれのレンズの表面で反射した光が、レンズ内部やカメラ内部で複雑に反射しながら「フレア」を生み出します。
フレアの中でも、図1や図2のような、光源とは違った場所にできる光の輪や玉は、ゴーストと呼ばれたりします。
フレアやゴーストは、レンズフードをつけたり、レンズに反射防止のコーティングを施すことで、減少させることができます。レンズコーティングにレンズフードも備えた機種で、図1と同じ場所を撮ったのが図4です。図1で現れていたゴーストは図4には出ていません。ちなみに、図1は人気の軽量小型タイプのデジタルカメラで、図3はデジタルカメラ初期のオートフォーカスもついていない機種で撮ったものです。
カメラのレンズへのコーティングはユーザーが後から行うことはできませんが、レンズフードと同様の効果なら、簡単な方法でできます。表面が反射しない黒い板をレンズの上の方にかぶせて、余計な光をカットする、という方法です。カメラ店などをのぞけば、カメラに取り付け可能な専用の板も売られています。
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| ▲図4 図1と同じ場所を、フレア防止に気を使った機種で撮ると、図1のような山の稜線のフレアはずっと減少し(コントラストがはっきりしている)、ゴーストは消えています |
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| ▲図5 レンズフード付きのカメラ、オリンパスのCAMEDIA E-20。レンズフードはダテではないのです |
フレアやゴーストと似たような明るいモヤに、「ハレーション」と呼ばれるものもあります。これは、フィルムを使うカメラでのみ起こります。フィルムの内部で強い光が反射を繰り返しておきるモヤで、となりのコマまで明るくなっています。
デジタルカメラでは「ハレーション」は起こりませんがデジタルカメラやビデオカメラなど、CCDを使う映像機器でのみ起きる「スミア」という光のにじみがあります。これは、CCDを読み出す方向、画面で見ると垂直方向に光の線が現れる現象で、メカニカルシャッターを搭載していないデジカメで発生します。
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| ▲図6 キャンドルから出ている垂直の光がスミアです |
ところで、ちょっと前までは、写真を撮って現像して出来上がるまでに時間がかかりました。しかも、写真を撮る機会もずっと少なく、写真を見る目のようなものも、今と比べるとずっと低かったのだと思います。なので、何を撮ったかも忘れたころに現像に出し、写真の一部に明るいもやがかかっていたり、光の点が現れていると「心霊写真?」と驚く人もいたでしょう。でも、もちろん、フレアやゴーストは心霊現象とは、まったく関係ありません。














