スキャナーがなくても、デジカメを使って簡単に銀塩写真をデジタル化する方法を3回にわたってご説明しています。最後となった今回は、第1回・第2回で紹介したビュアーを使う方法よりも、さらにケチケチ度をアップした例です。

 ネガフィルムを現像に出すと、白いフイルムでできた袋に入って返ってきますね。あの袋を利用します。そして、もう一つ必要なのは、卓上蛍光灯です。

 やり方は簡単です。袋ごと卓上蛍光灯の上に上手に置いて撮るだけ(図1)。今回は、ワイヤーハンガーで作った特製スタンドも利用しています(図2)。もしガラスのテーブルなどがあれば、テーブルの上にネガ袋を置き、下から蛍光灯の光を当てるだけで大丈夫でしょう。もし、フイルムが入っているのが透明な袋だったら、白い袋はカメラ屋さんなどで購入できます(図3)。


台の上に卓上蛍光灯を倒して置き、白い袋に入れたままのフイルムを上にかぶせて下から光が当たるようにします。卓上蛍光灯とフイルムの位置が近いほうが光が均一に当たるようです

こんなふうに、クリーニング店でもらえるワイヤーハンガーで作った特製スタンドに、フイルム袋を乗せています。フィルムを平面に保つ工夫をすると、よりキレイに撮れます

フイルムを入れる白い袋は、カメラ店などで購入することができます。ちなみに、写真のものは100枚入りで、4×5フイルム用の物が500円程度、35mmフイルム用の物が300円程度でした

 デジタルカメラの設定はオートで撮影します。撮影が終了したら、あとは第2回で説明したように、パソコンで色を修正します。図4~7も、ネガフィルムを卓上蛍光灯を使って撮影したのち、前回説明した手順で色を補正したものです(図4~7は画像をクリックすると600×392ドットの画像を表示します)。


ネガフイルムを撮影し、必要な部分だけトリミングした状態です

フォトレタッチソフトで、色を反転させました

フォトレタッチソフトで自動補正をしました。まだ青みがかなりかかっています

トーンカーブを色を補正しました。補正の仕方は前回を参考に