前回は、デジカメでポジフイルムを撮影して、スキャナーの代わりに使う方法をお話しました。ネガフイルムも、同様の方法でデジタル化ができます。
通常、ネガフイルムを現像するときは同時プリントもしてしまう場合が多いでしょう。プリントがあれば、わざわざビュアーを使う面倒はなく、そのまま撮影するだけですみます。
しかし、同時プリントはほとんどの場合が機械作業で色の調整やトリミングが行われるので、フイルムの端に写っている大事なものがプリントでは切れてしまっていたり、色が気に入らなかったりといったことがよくあるのです。そんなときは、「フイルム撮影」の技が大いに役立ちます。
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| ▲図1 同時プリントを、デジタルカメラで写したものです(画像をクリックすると、600×429ドットの大きな画像を表示します) |
さて、ネガフイルムの場合は、撮影まではポジフイルムと同じですが、その後にパソコンで色の修正を行う必要があります。今回はその方法をお話します。例で使うソフトはAdobe Photoshop LEです。
フイルムを撮影して、余分な部分をトリミングしたのが図2です。メニューの「イメージ」→「色調補正」→「階調の反転」を選びます(図3)。もし、使っているソフトに「階調の反転」に相当するコマンドがみつからなかったら、「トーンカーブ」があるかどうかチェックしましょう。トーンカーブを左上がりの直線に変更すれば、同じ効果が得られます(図4)。
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| ▲図2 フイルムを撮影して、トリミングのみ行なったものです(画像をクリックすると、600×407ドットの大きな画像を表示します) |
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| ▲図3 まず「階調の反転」を行ないます |
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| ▲図4 「階調の反転」の代わりに、「トーンカーブ」を使っても同じ効果があります。通常は右上がりの線ですが、これを左上がりの線に直します |
結果が図5です。ようやく見える写真になりましたが、色がかなりヘンです。試しに、自動レベル調整を行なってみました。
結果が図6です。少しよくなりましたが、まだまだ、色が青っぽすぎます。そこで、トーンカーブを使ってさらに修正します。
これまで、トーンカーブは全体の明るさを調節するのに使ってきましたが、それ以外にも、赤、青、緑、の三原色の特定の色だけを操作することができます。今回は、全体は暗めにし、赤味を増やし、青味を減らし、緑はそのままにしています(図7〜9)。その結果が図10です。
少々手間はかかりますが、スキャナーを買うよりずっと安上がりです。次回は、さらに安上がりな方法をお教えします。お楽しみに。
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| ▲図5 階調を反転させました。基本的には、これでネガでなくなりました(画像をクリックすると、600×407ドットの大きな画像を表示します) |
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| ▲図6 ワンクリックで行なえる自動補正を行なってみました。この例ではあまり効果がなかったようです(画像をクリックすると、600×407ドットの大きな画像を表示します) |
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| ▲図7 トーンカーブで修正を行います。まずは全体を少々暗めにします |
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| ▲図8 赤の線を上に増やします |
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| ▲図9 青の線は逆に減らします |
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| ▲図10 ようやくイメージ通りの写真になりました(画像をクリックすると、600×407ドットの大きな画像を表示します) |