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| ▲図1 被写体の猫が暗くなりすぎてしまいました | ▲図2 今度はうまく撮れています |
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| ▲図3 全体的に明るすぎで、ウサギの置き物の白いところがとんでしまっています | ▲図4 見た目と同じように撮れました |
図1の場合は白いタイルの壁、図3は暗い茶色の机が失敗写真の原因です。カメラは人間の目のように賢くないので、背景が白い場合は、「光の量が多すぎる」、背景が黒い場合は「光が少なくて暗すぎる」と勘違いしてしまいます。その結果、実際の見た目以上に暗すぎたり、明るすぎた写真になってしまうのです。
ここで、以前お話した、「露出補正」の技を使ったのだな、と思われた読者もいるかもしれません。それでもいいのですが、今回は「スポット測光」という方法を使っています。
カメラは被写体の光の量を測り、それを元に「これが最適」という露出を決めます。この測光の方法にはいくつかの種類があります。初期設定の測光方式では、多くの状況でなるべく失敗なく撮れるよう、メーカーさんがそれぞれ工夫が詰め込んでいますが、基本的には画面全体の明るさから露出を決める方式のようです。このため、図1や図3のように背景が白や黒の場合は、カメラが正しい光の量を判断しづらくなってしまうのです。
一方、成功例の図2と図4は、「スポット測光」という方法を使って撮影したものです。図2と図4を撮った「スポット測光」は、画面中央付近の明るさのみから露出を決めます。画面の中央に露出を合わせたい被写体を持っていけば、それに合わせた露出をカメラが決めてくれます。図2では、猫の顔のあたりを露出の基準にしたためすぐ後ろの暗い背景が影響して露出オーバーぎみになりましたが、そのままで撮った図1より補正の度合いも少なくてすみそうです。
ここでは、オリンパスのC-990ZOOMを例に具体的な操作方法や撮影方法をみてみましょう。なお、機種によっては測光方式を変更できないものもあるので、説明書等を参照してください。
まず、測光の設定を「スポット測光」にかえます。メニュー画面を呼び出して、測光の項目にすすみます。C-990ZOOMでは、測光方法はデフォルトの「ESP測光」と「スポット測光」から選べるので「スポット測光」を選択します。
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| ▲図5 C-990ZOOMでは、メニュー画面でまず測光を呼び出します |
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| ▲図6 測光の項目から、スポット測光を選びます |
撮影は、通常のままで大丈夫です。ピントを合わせたい主役を画面の中央にもっていき、シャッターを半押しにします。ピントと同時に露出が決まるので、あとはシャッターを半押しのまま構図を整えて、シャッターを完全に押します(→ピンボケにならないためには)。
背景にひっぱられず被写体に合わせた露出が得られるスポット測光は、いろんなところで使えるテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう。例えば、スポットライトで主役が照らされる発表会や結婚式などで、主役の明るさに合った露出に設定できます。逆光のときに顔に露出を合わせるといった使い方もできます。また、画面に極端に明るいところと暗いところがあるときの露出設定にも便利です。
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| ▲図7 スポット測光では、画面の中央付近の明るさのみから、露出が決まります |














