今回は、実際に無線LANスポットを使えるお店に行って使ってみた「無線LANスポット体験記」をお届けしよう。

 場所は神奈川県にあるレストラン。このお店は「FREESPOT( http://www.freespot.net/)」に加盟しているお店で、無料で無線LANを使える場所だ。

 実際にお店に行ってみると、店内には自由に使うことができるパソコンが数台設置されていた。しかし、せっかくノートパソコンを持って行ったので、それを使って体験だ。

 店員さんに「無線LANを使いたいんですけど・・・」と告げると、「お店の中はどこでも使えますから、ご自由にお使いください」とのこと。使い方や設定の説明があるかと思っていただけに、ちょっと拍子抜けだ。それ以上の説明もなさそうだったので、空席に座り、とりあえずパソコンを起動してみた。使ったパソコンはIEEE802.11bの無線LANを搭載し、OSはWindows XPのノートパソコンだ。もちろんMacでもPDAでも利用は可能だ。

 パソコンを起動し、[スタート] - [接続] - [ワイヤレスネットワーク] で無線LANの状態を見ると「利用できるネットワーク]に「FREESPOT」の文字がある。これを選択し、[構成]ボタンをクリックすると、暗号化キーの設定画面に移る。今回は特に、WEPなどの暗号化キーが設定されていなかったので、[OK]を押すとすぐに無線LANに接続できた。

[スタート] - [接続] - [ワイヤレスネットワーク]の[プロパティ]で、接続したいネットワークを選び、[構成]ボタンをクリックすればよい

 ちょっと、気になったのはセキュリティだ。「こんなに簡単につながってしまって大丈夫なのか?」という印象だ。もし、自分のノートパソコンが、他のパソコンから丸見えになっていたらエライことだ。そこでエクスプローラを起動し、こちらのパソコンから店内に用意されているパソコンが見えるかを確認してみた。

 こちらからはお店のパソコンは一台も見えず、まず一安心。FREESPOTでは、「Privacy Separator」と呼ぶ機能により、アクセスポイントに接続された無線クライアントPC同士の通信はできないという。ただし、試したアクセスポイントでは、WEPなどの暗号化をしていないため、通信を傍受することは不可能ではない。心配なら、重要でないデータのやり取りだけにとどめたり、パーソナルファイアウオールを入れてセキュリティを強化するなど自衛しよう。

 次に、速度測定サイトでインターネットへの接続速度を測ってみた。結果は、下りが3.35Mbps、上りが3.48Mbpsと、標準的なIEEE802.11bの速度が出ていた。上りが1Mbpsを上回っているため、ADSLではなくFTTHなどより高速な回線を使用しているようだ。

 約30分ほどインターネットを使ってみたが、何も問題なく快適に過ごすことができた。試したレストランでは、必要に応じて電源も使えるそうだ。もちろん、FREESPOT以外のサービスでは無料とはいえ事前に登録が必要だったり、有料のサービスもある。自分の利用頻度や形態、セキュリティの必要度に応じてサービスを選択する必要があるが、普段の行動範囲で使える場所をチェックしておけば、PCをもっと便利に使えるだろう。